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ディープインパクト初の海外レース・凱旋門賞特集

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インパクト50~60億円/世界一への助走

<ディープインパクト 世界一への助走(5)>

 凱旋門賞の勝敗は、ディープインパクトの種牡馬価値を大きく左右する。勝てば日本だけでなく欧米からのオファーが予想され、激しい争奪戦が繰り広げられる。

 獲得に名乗りを上げているダーレー・ジャパンの高橋力代表は「ラムタラを上回るのは間違いない」と言う。日本商社ジェイエスが96年に3000万ドル(当時のレートで約33億円)で購入したラムタラは、国内最高の46億円でシンジケートが組まれた。ディープインパクトは、クールモアスタッドが6000~7000万ドル(同約63~74億円)で買ったフサイチペガサスの世界最高価格に迫るか、あるいは超える可能性がある。英国では1億ドル(約115億円)とも報道されている。

 メディアは景気のいい数字を紙面に躍らせてあおるが、当事者は冷静に構えている。「100億は高い。80億でも高い。事業としてペイできるか難しいし、それだけの高額になると保険会社も受けてくれない」と高橋代表は指摘する。仮に80億円で買って90億円60口でシンジケートを組んだとすれば、1口1億5000万円。種付け料は3000万円に設定しないと割が合わない。高額シンジケートに参加できる人は限られ、種付け料も手の届きにくい価格になる。

 現実的には50億から60億円が妥当な価格と見られるが、すべては凱旋門賞の結果次第。サンデーサイレンスのスピードと瞬発力が欧州でも通用することが証明されれば、正当価格を超えた範囲で争われるだろう。今は腹の探り合い。最終的には各所から金額提示を受ける金子真人オーナーの胸三寸で決まる。【岡山俊明】

[2006年9月23日7時49分 紙面から]

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