ディープインパクト初の海外レース・凱旋門賞特集
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ファロン「インパクトが脅威」/凱旋門賞
凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル、10月1日=ロンシャン競馬場)に挑むディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎)にとって、最大のライバルは昨年の王者ハリケーンラン(牡4、フランス)だ。同馬に騎乗するキーレン・ファロン騎手(41)も「最も脅威に感じる相手」としてインパクトを挙げる。大手ブックメーカーで1番人気を分け合う2頭。レース史上6頭目の連覇に挑むファロンの本音を直撃した。
ディープインパクトの前に昨年の凱旋門賞馬ハリケーンランが立ちはだかる。28日付のフランス競馬専門紙パリチュルフでは「史上6頭目の連覇なるか」と大きく掲載されるなど、国内での扱いは破格。前哨戦のフォア賞こそ僚馬シロッコに敗れたが、7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスDSではハーツクライを撃破した。昨年のカルティエ賞馬(欧州年度代表馬)の、世界NO・1評価は揺るがない。主戦のファロン騎手が胸を張った。
「ディープインパクトだけがライバルではないが、最も脅威に感じているのは間違いないよ。でも、前走(フォア賞)は明らかにひとたたきが必要な状態だったし、ハリケーンランは世界で1番強い馬と思っている。陣営からは『使って完全な状態に仕上がった。自信を持って乗りにきてくれ』と言われたからね」。
ハリケーンランを管理するファーブル師は、凱旋門賞で史上最多の6勝を挙げている、フランスが誇る名調教師。国内のマスコミの取材には一切応じない堅物としても知られるが、今年もハリケーンラン以外にシロッコ、レイルリンクの有力馬3頭を出走させる。それだけに、英国内では無愛想で「鉄仮面」のニックネームを持つファロンも連覇に闘志を燃やす。
「昨年と比べて頭数が少なく、極端にジョッキー同士の駆け引きが重要な勝負になるはず。ハリケーンランは長くいい脚を使える馬で、ロンシャンコースは合っている。早めに抜け出すよりは、ある程度、有力馬を見ながら競馬したい」。
ハリケーンランは今年に入って4戦2勝、2着2回と取りこぼしがあり、関係者からは「昨年ほど調子が良くないのでは…」という声も聞かれる。とはいえ、ブックメーカーのオッズが示す通り1番強い評価であることに変わりはない。そのハリケーンランと同等の評価を得ているのがインパクト。歴史に残る名勝負が期待される。【中村基也】
[2006年9月29日9時33分 紙面から]
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