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ラストラン、中山競馬場大フィーバー
ディープインパクトのラストランとなる24日の有馬記念(G1、芝2500メートル)に向けて、中山競馬場には23日午後7時の時点で880人が行列をつくった。同時刻の人数は昨年よりも100人多い。この日はディープインパクトの引退を惜しむファンが多数訪れ、場内のグッズ店では特別仕様縫いぐるみが売り切れるなどインパクトフィーバーが高まってきた。
真っ暗になった中山競馬場横の歩道に長蛇の列ができた。23日午後7時、正門から延びた人の帯は約250メートル、300人。中央門には430人、南門にも150人が並んだ。計880人。昨年の有馬記念前日の同時刻の行列は780人だった。ディープインパクトのラストランに、ファンの待ち切れない気持ちが行列となった。
ちょうど午後6時に到着した後藤真貴さん(33=会社員)は岐阜県から友人の笹本裕美さん(33=会社員)とやってきた。「もうこんなに並んでるんですね。今年はディープの国内戦は全部来てます。昼ごろ岐阜を出て、新幹線の中でディープ関連の携帯サイトを眺めていて自然と涙がこぼれた。明日はスタンドで思い切り泣きます」と瞳を潤ませた。
正門一番乗りは13日午後6時ごろから並んだ田村成(あきお)さん(38=川崎市、会社員)のグループ15人。有馬記念は9年連続で先頭を取ってきた。「単なる有馬じゃない。ディープの引退式もある。昨年負けたのは今年のためだったのかもしれない。声の限り応援したい」と唇を震わせた。
場内のグッズ店「ターフィーショップ」では「ラストラン有馬記念」と刻印されたディープインパクトの縫いぐるみ1000個がほぼ完売となった。昨年の有馬前日の売上高は1200万円で当日が3000万円だった。販売担当の松原隆さんは「今日が1500万円ぐらいですから、昨年の3000万円を超える可能性がありますね」と話した。
昨年はディープインパクトの無敗人気から、有馬記念初の入場完全予約制にして19万枚が完売した。ところが、当日券を求めるファンが殺到。今年は13万枚を予約入場券として、当日券(200円)を枚数制限をせずに販売する。昨年は16万2409人が入場し、有馬史上3位だった。今年は過去最高、オグリキャップが制した90年の17万7779人を塗り替える可能性も出てきた。
[2006年12月24日8時55分 紙面から]
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