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素質開花ポップ2着/有馬記念
<有馬記念>
グランプリ男のオリビエ・ペリエ騎手(33)が手綱を取った6番人気ポップロック(牡5、栗東・角居)が、激戦の2着争いを制した。年の初めには最下級条件にいた馬が、出世街道を駆け上がり、暮れの大一番でディープインパクトに次ぐ2着。来年への飛躍が期待できる走りを見せた。
ただ1人しかいないグランプリ3連覇男も、ただただディープインパクトの強さにひれ伏した。「(インパクトは)僕が乗っていたシンボリクリスエスと同じような馬。例外的な馬だよ」。6番人気の上がり馬ポップロックで立ち向かったペリエだったが、追いかけるライバルの背中ははるか遠いまま。3馬身差の完敗だった。
それでも胸を張れる走りだった。激しい追い比べを制して2着を死守した。G1連勝中のダイワメジャーや、ジャパンC2着のドリームパスポートに先着。南半球最大のレース、メルボルンCで2着に好走した実力は本物だった。「ディープがいなければこの馬が日本一」とペリエ。
今年の初めはまだ500万クラスにいた。それが、1年締めくくりのグランプリで見せ場を作るまでの出世。角居厩舎では「入厩時にはデルタブルースよりも期待の大きかった」(岸本助手)が、精神面の繊細さがネックとなって出世が遅れていた。この日はタフで厳しい流れを克服した。「本来ならもう少し前でレースをしたかったし、4角でもゴチャついた」(ペリエ)。以前だったら力を出し切れなかった展開でも、最後はしぶとく伸びてきた。「本当に力を付けている」。角居勝彦師(42)もあらためて本格化を確信した。
「これで来年が楽しみになった」(同師)。遅れてきたステイヤーが、主役として6歳の春を迎える。【鈴木良一】
[2006年12月25日7時40分 紙面から]
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