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「跡継ぎ」ビギニングもV/ホープフルS

- 兄インパクトに負けじとホーポフルSで快勝したニュービギニング(中央)
「お兄ちゃん、あとは任せて」-ディープインパクトの弟ニュービギニング(牡2、栗東・池江泰郎)が有馬記念に先立つ中山6RホープフルS(2歳オープン、芝2000メートル)を快勝した。兄そっくりの最後方一気の追い込みで無敗の2連勝でクラシック路線に乗った。ポスト・インパクトは、弟が引き受ける。
史上最強馬の弟もやっぱり強かった。
ニュービギニングが来春のクラシックに名乗りを上げた。兄同様の最後方15番手待機から直線一気の追い込み。14頭を抜き去った。上がり最速の35秒6で無傷の2連勝。見慣れた勝負服が大外から伸びて前をかわした時、スタンドからは大声援がわき起こった。勝ち時計はデビュー戦の2分8秒0を6秒9も短縮する2分1秒1。同レース史上最も速かった。
「いい勝ち方ができました。G1を勝ったかのような歓声でしたね。思わずガッツポーズが出そうになった」。武豊騎手はジョークを交えて笑顔で振り返った。父がサンデーサイレンスからアグネスタキオンに替わっても、一族独特のスピードは受け継がれていた。「まだ兄と比較するのはかわいそうだけど、やっぱりさすがの血統。お兄さんのようになってほしい」と今後の飛躍を願った。
デビュー前は調教の動きも平凡だったが、1度レースを使われてからガラリと良くなった。最後の1ハロンしかいい脚を使わなかった初戦とは見違える内容。姉レディブロンド(父シーキングザゴールド)は6戦5勝、兄ブラックタイド(同サンデーサイレンス)はスプリングS馬。活躍馬がずらりと並ぶ名家のDNAは、間違いなく伝わっている。
日本語で「再出発」と命名した金子オーナーも悦に入る。「ディープが引退の日に再出発とは、我ながらいい名前を付けたと思う。してやったり。幸運過ぎてバチが当たるかもしれない」とおどけた。
次走は未定だが、今後は放牧に出さずに栗東で調整される。もちろん目指すは史上初の兄弟3冠。その資格は十分にある。【岡山俊明】
[2006年12月25日8時30分 紙面から]
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