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若手騎手と老厩務員コラボ/ダービー日記

<ダービー取材日記>◇24日

 最近は追い切り翌日に馬場入りする厩舎は少なくなって、木曜は引き運動やプール調整で大きな負荷をかけない調教を行っている。水曜に大挙押しかけた報道陣は潮が引いたように少なくなり、ダービーウイークの緊迫感は一気に薄れたような気がする。レースが近づく金曜、土曜になれば、再び独特の緊張感に包まれるのだろう。

 21歳で初めて出場する藤岡佑介騎手は火、水、木と丁寧に取材に応じている。勝てば史上最年少記録を破る(国営時代を除く)。その記録を持っている田島良保師に調教スタンド2階で思い出話をうかがった。71年にヒカルイマイで勝った時は弱冠23歳だった。「当時出場していた若手は、僕と嶋田功さんぐらいだったと思うよ。初めてのダービーだったから、もちろん緊張した。でもダービーポジションにはこだわらず、あの馬の競馬に徹した」。今でも若手がチャンスをつかむことは難しいが、昔もいい馬は厩舎の先輩騎手が優先して乗っていたから、なかなかダービーに乗る機会は巡ってこなかったそうだ。「男子ゴルフの15歳(石川遼)みたいに、若い子が出てくれば盛り上がるね。藤岡にもチャンスあると思うよ」と期待した。

 帰り際、藤岡の乗るナムラマースを送り出す福島信厩舎におじゃまする。西谷厩務員に冷たい缶コーヒーをごちそうになる。「ダービーといっても心境は普段と同じ。人間が緊張してもしゃあないよ。馬が走るんだから。悔いのないように仕上げるだけ」。65歳定年まであと2年のベテランだけに、さすがの平常心。きっと馬には安心感を与えるに違いない。最年少騎手と老厩務員(失礼!)のコラボレーションもまた、面白い。【岡山俊明】

[2007年5月24日22時7分]

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