湯川浩司(28=大阪)
タイトルだけちゃう! 浪速の快速王子は笑いも取れまっせ

- さわやかな笑顔の中に闘志を秘める湯川
プロの世界は実力で価値が決まる。だが、イベントなどファンと接する機会が多くなった現在、「人柄」も重要なスターの条件だ。
6月、埼玉・戸田競艇場。湯川浩司はSGグランドチャンピオン決定戦で初のSG優勝を飾った。表彰式終了後、湯川は駆け足でピットに戻って来た。待っていたのは花束を抱えた千代夫人。バンザイしながら駆け寄り、いきなり夫人を抱き締めた。もちろん花束もろともである。天真らんまん、ちゃめっ気たっぷり。これが湯川という男である。インタビューの受け答えも絶妙。「今のテンションは?」と聞かれ、「100万ボルト」と、即座に返す。大阪育ち。吉本若手芸人並みの笑いのセンスもある。
SGタイトルを奪取したように実力は折り紙付き。エンジンのパワーを引き出す能力は、選手養成時代から群を抜いていた。前記の戸田でもエンジン素性の良さを存分に引き出した。天性の才能だろう。浪速の快速王子と呼ばれる由縁である。ベビーフェースで85期銀河系軍団の末っ子的存在だが、同期の立派なムードメーカーである。
◆湯川浩司(ゆかわ・こうじ)
1979年9月21日、大阪府生まれ。99年11月デビュー。SGタイトルは1つ。今年の獲得賞金は8282万3000円。164センチ、50キロ。血液型A。
