<第13回>高橋貢うっぷん晴らす圧勝
<1999年1月28日付紙面>
高橋貢(27=伊勢崎)が初V。川口オートの「SG第13回スーパースター王座決定戦」決勝(優勝賞金1200万円=副賞を含む)は27日、予選を勝ち上がったベスト8により距離5100メートルで行われた。人気の高橋が前半で先頭に立ち、3・322(100メートル秒)の10周戦のコースレコード(従来は片平巧の3・335)で快勝。2着には畑が島田をおさえて入線した。
表彰式から引き揚げてきた高橋は、ほっとした表情で「これ以上負けたら、またみなさんにいじめられますから」と言って記者連の笑いを誘った。それもそのはず。昨年の高橋はSG3回、記念レース2回と5度の川口遠征で優出は1度もなし。王者の高橋としては大不満だ。今回はそのうっぷんを晴らした形になった。
レースはトップスタートを切った畑に福田が続く。高橋は3番手だったが冷静だった。3周1コーナーで福田をかわすと、次周には逃げ込み狙う畑をあっさりさばいて抜け出した。こうなればもう高橋のもの。周回ごとに後続車との差を開いて圧勝だ。
前日から風邪気味で、注射を打っての出場だった。「試走の時から車の感触はよく、乗りやすかった。滑らずに、開けても伸びる。スタートではちょっと浮いたが3番手。エンジンの仕上がりが思ったよりよかったので、落ち着いて乗り切れた」と笑みをたたえながらレースを振り返った。
次の目標は2月11~15日に浜松オートで開催されるSG第12回全日本選抜だ。これを取ると6SG全冠制覇に王手がかかるが、現在の高橋の勢いからすれば、難しいことではなさそうだ。【杉山桂吉】
◆高橋貢(たかはし・みつぐ) 1971年(昭和46年)6月14日、群馬県生まれ。91年デビューの22期生。伊勢崎地区所属。174センチ、56キロ。血液型はB。主なタイトルはSGが日本選手権、オールスター、スーパースターなど。