<第19回>高橋貢イヤー!SG3勝
<2004年12月27日付紙面>
王者高橋貢(33=伊勢崎)が04年のオートを締めくくった。SG「第19回スーパースター王座決定戦」は26日、埼玉・川口オートの第12Rで行われ、高橋が圧勝、優勝賞金2100万円を獲得した。全日本選抜、日本選手権に次いで今年SG3勝目で、SG獲得数を13に伸ばした。2着には永井大介が入り、日本選手権の雪辱を期した池田政和は3着に敗れた。第11Rのトップスターカップ決勝(優勝賞金600万円)は岩田行雄(47=船橋)が勝ち、通算100優勝を達成した。
王者がさわやかな笑顔で引き揚げてきた。たった今、今年最後のSGを走り終えたという高ぶりはどこにもなかった。これからレースが始まるかのような落ち着きだった。
4番枠はポイントトップの高橋が真っ先に指定した枠だった。「言い訳のできない枠」とレース前に語った言葉通り、飛び出し、加速は抜群で、最初のコーナーを早くもトップで回った。
そこからは、ただ1人、高橋を追ってきた永井とのマッチレースとなった。7周目1コーナーで永井がインをすくってトップに立つと、すぐにインから抜き返した。「初日に(永井に)行かれて離されたので、あそこはすぐに仕掛けました」と、最大のヤマ場を振り返った。なおも必死に食い下がる永井が9周目にバランスを崩す間に、爆音を一段と響かせてゴールに飛び込んだ。
今年は全日本選抜、日本選手権、スーパースター王座決定戦とSG3勝。史上最速の100優勝、賞金も史上最高の1億4700万円を獲得、高橋イヤーとした。
「1年を通して1日も(車の)調子が悪いことがなかった。エンジンがいいから精神的にもゆとりが出る。がむしゃらなところがなくなり、負けも受け入れられるようになった」と好調の秘密を語った。王者の余裕、王者の風格を感じる勝利インタビューだった。【横山保雄】
◆高橋貢(たかはし・みつぐ) 1971年(昭和46年)6月14日、群馬県まれ。91年に22期生としてデビュー。伊勢崎所属。174センチ、55キロ。血液型B。