初日ドリーム戦出場選手
- 悔しさぶつける天才レーサー

服部幸男(静岡)=1号艇
王者・松井繁の独走に待ったをかけるのは、同期のライバル服部だ。2期続けて最高勝率をマーク。丸亀ダービーは選考勝率第1位として乗り込む。92年平和島ダービーでSG最年少V記録(21歳9カ月)を打ち立てた天才レーサーはより重厚感を増し、新たな黄金期を迎えている。08年は5節連続Vで幕を開けた。SGロードもばく進するかと思われたが、3月児島総理杯はFで脱落。4月大村競艇祭のFもあって夏場は長期のフライング休みを強いられた。9月から戦線に復帰したが、悔しさをぶつける舞台が丸亀ダービーだ。
- 「いつも通りに…」と平常心

松井繁(大阪)=2号艇
あまりにも強い王者に対して、人は『絶対王者』とも言う。3月児島総理大臣杯を制し、7月には苦手とされていた蒲郡の水面も克服、オーシャンカップももぎとりSG2度V。SG年間3冠とナイターSG連覇が懸かった8月の若松MB記念は今垣光太郎に敗れて準Vにとどまったが、大混戦の予選を事もなげにトップ通過、そして準優を逃げ切りと王道を突き進んだ。年間獲得賞金3億円も視野に入ってきたが、王者は「いつも通りに…」と平常心を貫く。さりげなく、それでいて恐ろしく強い松井が丸亀でも主役を張る。
- SG制して賞金王の舞台へ!

吉川元浩(兵庫)=3号艇
昨年の賞金王決定戦を制して、戦いぶりもスケールアップした。2月の地元尼崎の近畿地区選に始まり、今年は既にG1優勝4回。エンジンが仕上がった時の強さは、それこそ手がつけられないほどだ。しかし、SGロードに関してはエンジン抽選に泣かされている印象。序盤からの大整備や、予選道中で思わぬ勝負駆けを強いられるシーンもしばしば見受けられた。そんな中で、6月芦屋グラチャンの優出(6着)は底力の証明だろう。SGを制して賞金王の舞台へ上がることが08年の最重要テーマ。超抜の吉川を丸亀で見たい。
- 4度目頂点へ新たな伝説刻む

今村豊(山口)=4号艇
ダービーの正式なタイトル名は全日本選手権。年末に賞金王決定戦が設立されるまでは、最も権威のある特別競走だった。そのタイトルの歴史、重みをとくと知る今村だからこそ『全日本選手権』という呼称にこだわりを持っている。自身、87年平和島、88年多摩川、そして90年戸田と3度頂点に立ち『最強』を誇示した。体調面との闘いは今も続くが、大ベテランの存在感は際立つ。8月若松MB記念では初日のドリーム戦を逃げ切った。華のある舞台がいつまでも似合うのだ。8年連続19回目の舞台で新たな伝説を刻むか。
- すごみを増した「快速王子」

湯川浩司(大阪)=5号艇
今年は6月芦屋グラチャンで同一タイトル連覇を達成した。1号艇で迎えた優勝戦、王者・松井繁と繰り広げた死闘は今年の名勝負のひとつに位置づけていい迫力だった。3度目のSG制覇で『快速王子』はさらにすごみを増してきた印象だ。蒲郡オーシャンC、若松MB記念とナイターSG2戦は残念ながら不完全燃焼に終わった。が、フライング休みが明けてから臨む丸亀ダービーには、心身ともリフレッシュしての参戦となる。歯切れのいいコメントも湯川の持ち味。「いつも通り出てますよ」のセリフが丸亀でも楽しみだ。
- 地元水面で狙う「金メダル」

三嶌誠司(香川)=6号艇
施行者推薦枠で初日のドリームに選出された。自他ともに認める地元のエースだ。06年には当地の競艇王チャレンジカップで悲願のSG初優勝を果たした。ほおがこけるほどの壮絶な減量を経て、気力で勝ち取った栄冠だった。今回のダービーも並々ならぬ気合で挑む。6月当地周年は予選落ち、お盆シリーズも途中帰郷と最近は地元戦で精彩を欠いているが、大舞台で借りはすべて返せばいい。今年のSG戦線では3月児島総理杯で松井繁に続いての『銀メダル』がある。地元水面で狙うのは、もちろん『金メダル』しかない。
主な出場選手
- 「ナイターキング」完全復活

今垣光太郎(石川)
元祖『ナイターキング』が復活だ。7月蒲郡オーシャンCで優出(6着)、そして8月若松MB記念で王者・松井繁を差し切って4年ぶりのSG制覇、歓喜の涙を流した。ペラに悩んだ日々を乗り越えて、今ここに完全復活。SG連覇で松井独走ムードにも待ったをかける。
- 2度目のダービー制覇狙う!

魚谷智之(兵庫)
ここまでの08年SGロードは新艇王にとって、もどかしいさでいっぱいだろう。エンジン運にも泣き試練のシリーズが続く。それでも8月若松MB記念は、優出ならずも最終日に連勝フィニッシュと底力を見せ付けた。06年福岡に続く2度目のダービー制覇を狙う。
- 銀コレクターに甘んじない!

浜野谷憲吾(東京)
今年は5月笹川賞、7月蒲郡オーシャンCで準V。『銀メダル』コレクターに甘んじるつもりはないが、SG戦線で見せる安定感は群を抜く。華麗なハンドルワークは健在だ。最近の競艇界は『西高東低』と言われているが、東都のエースとして意地を見せる。
- 2度目の戴冠式へ今度こそ!

坪井康晴(静岡)
2度目の戴冠式は近い。そう思わせる近況だ。6月芦屋グラチャンでは予選をトップで通過した。準優で2着に惜敗、V本番の1号艇を逃して悔しい優出(4着)になったが、猛烈なパワーを見せつけた。若松MB記念でも優出(3着)と好リズム。今度こそだ。
- センスあふれる華麗な走り!

瓜生正義(福岡)
九州のエースが年末へ向けてピッチを上げてくる。08年SGロードには、7月蒲郡オーシャンCから帰ってきた。昨年の笹川賞で初タイトルを手にしたが、今や賞金王決定戦の常連の1人。そのセンスあふれる走りは華麗の一語だ。九州を背負ってダービーに挑む。
- 好相性タイトルで復活なるか

山崎智也(群馬)
浜野谷憲吾とともに関東の主砲格を務めるが、近況はややインパクトに欠ける印象だ。良機を手にしながら、不完全燃焼に終わるケースもあった。ファンを魅了する『トモヤ・スマイル』の復活なるか。ダービーは97年唐津、03年戸田でV。好相性のタイトルだ。
- 「銀河系軍団」の先頭はオレ

田村隆信(徳島)
当地では03年に新鋭王座決定戦を制した。思い出深い水面だ。逸材の宝庫85期『銀河系軍団』の先頭を突っ走ってきたのは、紛れもなくこの男。湯川浩司、井口佳典もSGホルダーに仲間入りした。04年11月の児島競艇王CC以来、3つめのタイトルが待たれる。
- 勝負どころは気合でぶち込む

井口佳典(三重)
5月平和島の笹川賞で、待望のSG初制覇を果たした。昨年末の賞金王決定戦では悔しい思いをしたが、それをもしっかり糧にしてタイトルホルダーの仲間入りを果たした。笹川賞以降は本来の爆発力を欠いているが、勝負どころがくれば気合で、ぶち込む!
- 力が入る「ミスター賞金王」

田中信一郎(大阪)
3度も賞金王決定戦を制した『ミスター賞金王』。だが、今年はややリズムに乗り切れていない印象だ。それでも、5月平和島の笹川賞で優出と、さすがの存在感を示した。8月若松MB記念は初日のFで脱落…。暮れの大一番をにらみ、力が入るダービーだ。
- パワフル仕上げでSGいける

寺田祥(山口)
昨年は賞金王決定戦に出場して、トップレーサーとしてハクがついた。G1戦線より、むしろSGでの強さが際立っている。今年も3月児島総理杯と、6月芦屋グラチャンで優出している。いずれもパワフルな仕上げが目を引いた。SG初制覇が期待される1人だ。