レース展望
どっちが強い? 山崎、小嶋が雌雄決する
昨年から続く輪界最大のテーマ「山崎と小嶋のどっちが強い?」に、早春の弥彦村で決着が付くかもしれない。今年のG1は競輪祭が井上昌己、日本選手権は渡辺晴智という第2勢力にさらわれているが、ともに決勝にはきっちり進出。その間の東西王座戦(G2)は小嶋が西王座で優勝、山崎も東王座で優勝に等しい最終ホームカマシで小差の2着に粘った(優勝は佐藤友和)。現在の獲得賞金では小嶋が上位ながら、山崎は日本選手権でも打鐘4角から先行して渡辺の優勝に貢献と、内容はまさに五分五分。10歳違いの2人はともに「輪界NO・1はオレ」と自負しており、今回の決勝が雌雄を決する戦いになりそうだ。
伏見が2強対決に待ったを掛ける。自転車競技の世界選手権(英国・マンチェスター)でケイリンの北京五輪出場枠を獲得。五輪切符を手にしたことで、気持ちの余裕も出てきた。山崎の番手という有利さもあり、昨年のGP同様に、山崎と小嶋の激しいたたき合いになれば、その間隙(かんげき)を突いてのVの可能性は十分だ。
また関東勢も黙ってはいない。先頭を走る平原は先行だけでなく、まくり、飛び付きなど戦法は多彩。神山雄一郎、手島慶介、兵藤一也のS級S班に加え、日本選手権で決勝進出(4着)した藤原憲征、古豪・小橋正義の地元勢ら選手層の厚さは群を抜いている。大挙決勝に名を連ねれば、ラインの力で上位独占のシーンもある。
ほかでは西王座での肋骨(ろっこつ)骨折から復帰する井上昌、最強の自在派・新田康、北の番長・有坂、まくり強烈な渡部、伊藤正など、初日1Rから決勝まで、1レースも目が離せない4日間になりそうだ。