4年連続ファン投票1位松井繁が頂上狙う

- 4年連続ファン投票1位に選ばれた松井繁
2010年SG(スペシャルグレード)シリーズ第2弾は、浜名湖競艇で「第37回笹川賞」が、25日から30日まで6日間の日程で行われる。260万あまりのファン投票で選出された52選手が激闘を展開するが、4年連続ファン投票1位に輝いたのは王者・松井繁。歴代2位タイとなる笹川賞3度目の優勝へ、今回も存在感を示すだろう。
今年の松井繁は、ペラの仕上がりに後れを取っていたが、新期の5月に入って、住之江GW戦で準完全Vを達成。続く蒲郡周年では初日DRを制した時に「素晴らしいグリップ感があった」と驚きの手応え。「ペラについては問題ない」と自信を持って向かう。
その蒲郡では、約1年7カ月ぶりのフライングを切ったが「勝負にいってのもんやから、仕方ない。これも勉強」と気持ちの切り替えはOK。今回の笹川賞は、ファン投票4年連続1位の名誉に「地元の人たちを押さえて4年連続1位に選んでいただいたのは大変なこと。ファンがそれだけ支持してくれているから、頑張れる。まずは予選突破を目標に頑張る」。優勝の言葉は口にしなかったが、これが松井流。マイペースで頂上を狙う。
遠州は9人!菊地、坪井、服部が引っ張る
遠征勢を迎え撃つ遠州軍団は総勢9人がスタンバイ。昨年ほどの勢いはなくても、菊地孝平、坪井康晴に松井の盟友・服部幸男が地元勢を引っ張る。菊地は当地のGW戦でペラのマッチングから回転調整、ギアケース調整も含めて「笹川賞をにらんでいろいろなパターンを試せたのが良かった」と納得。ペラについても直前の蒲郡ナイターG1で「ペラの悪い部分を修正したら、やっと手応えがつかめた」と表情は明るかった。坪井も蒲郡ナイターG1で新ペラを攻略し「(5日目で)やっと正解が出てきました。これに浜名湖用の調整をしたらいけると思う」。過去2度のSG優勝はともに浜名湖(06年グラチャン、08年競艇王CC)と、地元ビッグの相性は抜群だ。そして、遠州軍団の総大将は服部だ。当地GWシリーズでは「(笹川賞へ)ペラにはメドが立った。いい感じで仕上がっています」と言い切り優勝。最高の弾みをつけた。浜名湖=笹川賞といえば95年で優勝したが、01年は優勝戦の4カドまくりもイン吉川元浩に猛反発され6着大敗。あの悔しさは今でも忘れていないはず。9年前の思いを今回にぶつけてほしい。
今垣、吉川は2種類防水カバーに不安なし
王者や地元勢にも言えることだが、減音エンジン全盛時代の今、ペラの仕上がりにも選手間で差が出てきた。各地の減音場では防水カバーが2種類に分かれ(ノーマル型の通称小さいカバーと、大型吸気サイレンサー型の通称デカカバー)、両タイプに正解を出そうとトップレーサーたちは必死に取り組んでいる。
その点で、今垣光太郎と吉川元浩は両タイプの仕上がりに不安がない。今垣は新エンジン2節目だった浜名湖に参戦し「デカカバー用は問題ないし、小さいカバー用も今回でつかめた」と自信。初の笹川賞制覇へ今度こその気持ちだろう。吉川は、フライング休み明け後の大村で完全V、続く尼崎は9戦7勝で優勝と、デカカバー型で連続Vを飾り、直前の蒲郡周年は家事都合で途中帰郷したが、最後の走りで1分44秒8の猛烈ラップをたたき出し、小さいカバー型にも対応した。とにかく近況のエンジン出しは強烈で、笹川賞に照準を絞ってきた感がする。
SG連覇いける!総理杯男・山口も手応え
今年の総理杯男・山口剛も、ペラの調子は上向き。4月に今垣と同じシリーズで浜名湖にあっせんされ「出足、行き足は良かった。伸びをつけるために、ペラを作ります。笹川賞への対策が分かった」と話したように、直前の蒲郡周年で軽快な伸びを見せて確かな手応えをつかめた。「浜名湖のスタートも3、4月と走って見え方が分かったし、SGを取ってもチャレンジャーのつもりでいく」。モチベーションの高さと、抜かりない準備で平和島に続くSG連覇も夢ではない。