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<第44回>ラッキー池田棚ボタ1号艇で復活V

<2009年3月23日付紙面>

 09年SG第1弾は、池田浩二(30=愛知)がインから08の好スタートを決め逃げ切って快勝した。SG3度目の優勝を飾り、賞金4000万円を獲得した。この優勝で年末の賞金王決定戦出場はほぼ確実となった。次は5月福岡の笹川賞でSG連覇を目指す。1周目2Mで内を差した田中信一郎が2着で、3着は田村隆信だった。

 春の嵐で連日、最終レースが大波乱になったが、優勝戦は人気の池田があっさり逃げ切った。今垣光太郎の賞典除外で棚からぼたもち的に転がり込んだ1号艇。「正直いって2号艇でもいいなと思っていたが、これはラッキー。チャンスだなと思った」。天が配剤した幸運をきっちりものにした優勝でもある。

 エンジンは複勝率42%。好機と前評判だったが、仕上がりは決して良くなかった。「優勝戦は今シリーズで一番悪かった。出足がやばく、全く納得できない」。パワーで勝てないと判断し、素早くVシナリオを切り替えた。「足のことはもういい。開き直っていこう」。優勝したいという意欲がわかないくらいひどい足だったそうだが、このリラックス作戦が功を奏した。

 「年を取ったし全然緊張していなかった。予選のひとレースみたいだったね。何となく1日が終わった感じ」。ゴールした瞬間のガッツポーズもなく涙もない。モノクロのような淡々としたSG奪取劇だった。

 SGタイトルはグラチャン、賞金王シリーズに続き3個目。真正SGは約6年ぶりになる。この優勝で獲得賞金は5580万6000円となり、トップに躍り出た。年末の賞金王決定戦出場もほぼ確定した。「賞金王出場が目標なので、早い時期に決められてうれしい」。だが、賞金王はまだ先のこと。次のSGは笹川賞だ。「出るSGは全部取りたい。今回よりいい勝ち方でね」。復活した池田の野望は大きく膨らむ。【後藤純明】



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