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競艇 第43回総理大臣杯(SG)特集


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過去のレース ~2000年~

<第35回>

矢後がSG初優出初優勝!

 矢後剛(33=東京)がSG初優出初優勝の快挙を成し遂げた。静岡・浜名湖競艇のSG第35回総理大臣杯の優勝戦は20日行われ、矢後が市川哲也のまくりに合わせながらイン逃げを決めて快勝。優勝賞金4000万円を獲得した。矢後はまだG1優勝がなく、一気に頂点へ上り詰め、デビュー地の浜名湖へ恩返しをする格好になった。

 矢後は冷静に水面状況を読み取って作戦を立てていた。3Rから安定板を使用する荒れ水面。インが圧倒的に有利な流れだ。「ピット離れが同体なら、インは絶対譲らない」。その決意通り、インを死守。市川のまくりを許さず見事に逃げ切った。「ハッキリ言って勝因は風(強い追い風)とピット離れ」と謙そんするが、今垣、市川というSGタイトルホルダーを破ってのSG制覇だけに、それだけの実力と度胸がなければできない芸当だ。

 1997年6月の結婚を機に徐々に実力をつけてきた。昨年の戸田ダービーでベスト18入りするまでに成長した。「生活するため、スタートが遅くなった」と笑わせた後、「その分、道中のさばきを覚えた」と言う。「やりました。妻のおかげです」と、夫婦愛で勝ち取った優勝でもある。

 6年前に静岡から東京に移ったが、東京グループの応援も大きかった。浜野谷、長岡はひと足早く帰京したが、矢後のヘルメットに「頑張れ」の張り紙をして帰った。この結束が、そのヘルメットで走った矢後を後押しした。

 今年のSG戦線は始まったばかりだが、この優勝で矢後は賞金ランクのトップに立った。「これはこれでうれしいが、まだG1を取っていないので、しっかりした実力をつけてG1を取りたい」。だが、もっと大きな目標がある。年末に平和島で開催される賞金王決定戦出場だ。「地元ですからね。出たい気持ちは強いですね」と、東京のニューヒーローは意欲を燃やす。 【後藤純明】

※年齢は優勝時のもの

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