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東京ベイ春本番!55周年記念7日開幕

 東京ベイも春本番を迎えた。3月に行われた平和島競艇54周年記念は地元の若手・中野次郎が優勝した。あれからまだ1カ月。あの興奮がまた戻ってくる。55周年記念が7日にスタートするのだ。日本的な年度区割りのため、このようなマジック・スケジュールになった。今回も東都のエース・浜野谷憲吾、王者として競艇界に君臨する松井繁、前回周年を制した中野次郎、女性ファンの支持が熱い山崎智也、チルト3度の阿波勝哉らスターがずらり顔をそろえる。3月多摩川のSG総理杯での表情を交えて展望をお伝えします。

浜野谷、松井らスター軍団ズラリ登場

 「今度こそ」。こんな思いがにじむのが地元のエース・浜野谷憲吾だ。先の54周年は優出したものの、見せ場をつくることなく6着と敗退。続く多摩川のSG総理杯も予選で不運の転覆。競艇界でトップのターンテクニックがある浜野谷にしては春の珍事といっていいアクシデントだった。転覆後、ピットの表情は終始厳しかった。だが、優勝戦が終わった後、静けさが戻ったピット内で、スーツ姿の浜野谷と偶然すれ違った。「次回のベイカップ、頑張って」と声をかけると、浜野谷はにっこり笑ってうなずいた。今回は54周年と総理杯の雪辱戦。やはり、シリーズの主役はケンゴだ。

 総理杯連覇を狙った王者・松井繁は、準優止まりで野望は成らなかった。だが、ピット内では存在感を十分示した。3日目10R後、松井が動いた。レース後にすぐ試運転を始めようとしたのだ。だが、規則で水面に出ることができない。先輩に競技本部との交渉を依頼。OKが出たのか水面を2周した。だが、「試運転はありません」のアナウンス。結局、試運転続行をあきらめたが、ここに松井のすごさがある。納得しなければすぐその原因を探すために行動を起こす。完ぺきを徹底して追求する男。それが松井である。直前の地元住之江太閤賞で貫禄(かんろく)のV。万全の態勢で東京ベイに乗り込んでくる。

 異色、おとこ気、そして、チルト3度の男。阿波勝哉にはいろいろな呼び名がある。不利な大外からの豪快まくりはファンを魅了してやまない。開会式では拍手が一番多く、熱い支持を得ている。この人気にあやかって平和島では「チルトサンドコラボ」「チルト3丼」が売られている。総理杯は不出場だったが、平和島はチルト3度が効果的。内側のボートを一気にのみ込む「大外刈り」はSG常連組にとって脅威だ。

 浜野谷、松井、阿波だけではない。ターンのスピードとシャープさに定評がある魚谷智之、ちょっぴり復活ムードが漂うプリンス・山崎智也、長く競艇界をリードしてきた今村豊、前回覇者・中野次郎、上昇度抜群の飯山泰、銀河系軍団の湯川浩司のパフォーマンスも一見の価値ありだ。



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