SSなき新時代、関東馬に勝機/皐月賞
<皐月賞>
サンデーサイレンスなき時代になって、東西格差は縮小。関東馬4年ぶりの勝利が期待される。
関東馬は04年に皐月賞を制したダイワメジャーを最後に、クラシックで史上最多の11連敗と極度の不振に陥っている。しかし、今年は様子が違う。クラシックにつながる関東3歳重賞をことごとくさらった。京成杯と弥生賞がマイネルチャールズ、共同通信杯がショウナンアルバ、スプリングSがスマイルジャック。この4重賞の完全制覇は90年(京成杯=ノーモアスピーディ、共同通信杯=アイネスフウジン、弥生賞=メジロライアン、スプリングS=アズマイースト)以来、実に18年ぶりになる。
躍進の理由に、関西に偏っていたサンデーサイレンス産駒がいなくなり、東西格差が縮小したことが挙げられる。栗東は美浦より先に設けられた坂路を活用し、東高西低を逆転した。大手オーナーが素質馬を関西に預ける傾向が強まる。SSの初年度産駒がクラシックを制した95年以降は、さらに偏りが著しくなった。
SSのG1勝利は関東20勝(藤沢和8、上原5、小島太3、松山康2、国枝1、大久保洋1)、関西51勝でダブルスコア以上になる。所属頭数は関東588頭、関西816頭。勝利数は関東1006勝、関西1695勝。しかし、時代は変わりつつある。東の追い上げには、厩舎の努力はもちろん、昨年美浦に導入されたポリトラックコース、距離延長された坂路も一役買った。連敗に、ストップをかけることができるか。強力布陣の戦いぶりが注目される。
[2008年4月15日6時51分 紙面から]
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