新オークス男福永で一発ムード/オークス
<オークス>
新オークス男・福永祐一騎手(31)を配するムードインディゴ(牝3、栗東・友道)に一発ムードが漂う。忘れな草賞を快勝し、目標へと駒を進めてきた。距離に一抹の不安を覚える馬が多い中、2400メートルは望むところ。ここ4年で3勝、2着1回とオークスにめっぽう強い福永は、史上初の同一クラシック5年連続連対という記録に挑む。
ムードインディゴが待ちに待った樫の舞台に立つ。 出走意思を示している24頭中、東京の2400メートルを経験している馬はレッドアゲートしかいない。距離不安を訴える陣営が多いが、ムードは初陣を芝1800メートルで飾っているように、早くからオークスを意識して階段を上ってきた。友道康夫師(44)は「もちろん桜花賞も出られるに越したことはなかったが、距離が延びてオークスでこそ、と思っていた」と意気込む。
ここへ向かうにあたり、前走の忘れな草賞を勝てたことが大きい。杉村助手は「あのレースをうまく勝てたから、本番までゆったりしたローテーションで来られた」と話す。チューリップ賞→フラワーC→忘れな草賞までは中1、2週の強行軍だった。権利を取るために東京のトライアル(フローラS)を使う選択肢もあったが、長距離輸送は経験済みだし、間隔がまた詰まる。陣営が重視したことは「本番まで、いかに間隔をあけられるか」だった。そして、忘れな草賞から中5週。じっくりと乗り込まれ、胸を張れる出来に仕上がりつつある。
これ以上ない強い味方がオークス3勝の福永騎手だ。04年ダイワエルシエーロ、05年シーザリオと連覇。昨年はローブデコルテを勝利へ導き、武豊に並ぶ現役最多タイ記録の達成に「新オークス男って感じですかね」と言ってのけた。友道師は「忘れな草賞のレース前に『この馬でオークスへ行きたいから、勝てるように頑張ります』と言ってくれた。レースのVTRなども見ていたようで、心強かった」と感謝に堪えない。ジリジリと末脚を伸ばして快勝したレースぶりに、トレーナーは期待を強くした。今年も勝てば現役最多のオークス4勝目となる。樫の舞台を知り尽くした男とともに、ムードが頂点へ駆け上がる。【和田美保】
[2008年5月21日8時42分 紙面から]
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