名手武がプライドを勝利に導く/東京11R
<岡山俊明のこの一手:ブリリアントS>
東京ダート2100メートルでは武豊に逆らえない。過去にオープン・重賞では5割超の勝率を誇り、複勝率は8割に迫る。岡山俊明「この一手」も、名手が手綱を取るロングプライドに黙って◎だ。前走の東海Sは6着だが、最後方から直線だけで0秒3差まで追い込んだ。6戦して2勝、2着1回、3着2回と相性抜群のコンビが、昨年11月以来の勝利に導く。
春G1シリーズは武豊騎手にとって不本意な結果だったのではないか。フェブラリーSで幸先のいい1勝を挙げたものの、桜花賞取り消し、皐月賞6着、天皇賞2着、NHKマイルC5着、ヴィクトリアマイル2着、オークス9着、ダービー3着、安田記念5着。特にオークスとダービーは他馬の走行妨害で甚大な影響を受けた。今週は有力馬が土日メーンにそろったから、流れを変えたいところだろう。
ロングプライドの前走東海Sに注目したい。馬群が固まったままスローで流れ、追い込み馬が前をさばきにくい形になった。後方に待機した馬はことごとく不発に終わり、メイショウトウコン10着、サンライズバッカス11着。上位はすべて内で先行した組だった。ロングプライドは4角最後方と最も厳しい競馬をしいられた。この時点で圏外に去っていたのだが、直線の脚色が1頭だけ違った。絶望的な位置から、ひょっとしたらと思わせる鬼脚。メンバー中唯一の上がり35秒台で0秒3差まで詰め寄り、十分力は示した。
今回の13頭のうち9頭はオープン未勝利で、ユニコーンS(G3)を含めた3勝は明白に格上。直線の長い東京ならきっちり届く。
最後に心強いデータを。武豊は【2 1 2 1】と馬との相性もいいが、東京ダート2100メートルのオープン&重賞は【7 1 2 3】。勝率53・8%、連対率61・5%、複勝率76・9%を誇る。馬単(1)=(4)、(1)=(11)、(1)(6)、(1)(2)、(1)(7)、(1)(10)。
[2008年6月14日8時24分 紙面から]
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