ディープ産駒売上19億円/セレクトセール
<セレクトセール2008>◇最終日◇16日◇北海道苫小牧市ノーザンホースパーク
ディープインパクト産駒の取引総額(2日間合計31頭)が今年最高、初年度産駒としては06年キングカメハメハの17億4500万円を上回る同セール最高の、19億1000万円を記録した(全体の最高総額は00年サンデーサイレンスの24億9700万円)。ただ、活況を呈した前日から一転し、1億円台到達は1頭だけ。ディープ産駒18頭からは、5頭の主取馬が出た。3日間の総売り上げは96億8660万円で前年比16・3%の減少となった。
最終日のセールは淡々と進行した。空席が目立った会場は、ディープ産駒ミルグレインの08(牡)が1億円で島川隆哉氏に落札された瞬間だけわずかに沸いたが、大きな盛り上がりはないまま149頭の売買が終了した。この日の落札率は65・8%、平均落札額は2926万円。当歳トータルの落札率は70・7%で、過去5年で最低だった。
ただ一方で、これが正常な姿という声もある。日本競走馬協会の吉田照哉副代表は「何億という馬はいなかったが、中間層が多かった。平均値はそれほど下がっていない」と語る。2日間の当歳馬の平均価格は3306万円で、昨年と比較して約150万円しか下がっていない。実際、淡々とした会場のムードの割に、それなりの数字は残った。
サンデーサイレンスという大種牡馬がいなくなった後も、億超えの高額落札馬が続出していた状況そのものが特殊だった。不況が叫ばれる現在の社会情勢、他のセールの現状を見れば、徐々に適正価格に近づいたともいえる。吉田氏は「幅広く買ってもらえたのではと思う」と総括した。
[2008年7月17日7時32分 紙面から]
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