兄シェンクに続くぞザレマ/クイーンS
<クイーンS>
ザレマ(牝4、栗東・音無)がクイーンS(G3、芝1800メートル、17日=札幌)で兄妹2週連続重賞制覇を狙う。先週の関屋記念で半兄マルカシェンクが快勝。今週は妹の出番だ。白星は昨年4月の忘れな草賞までさかのぼり、この間に2着が3回。今年5場を渡り歩きながら探し続けたトンネルの出口を、札幌で見つけ出してみせる。
兄マルカシェンクに妹ザレマが続く。新潟日報賞4着から中1週。10日に札幌競馬場へ入厩して滞在8日目でのレースとなるが、上積みは見込める出来だ。竹中助手は「連闘で関屋記念に臨むプランもあったくらい。前走は上がりだけの競馬で、消耗していない。調子の変動は少ない馬だし、状態面での心配はない」と上々の感触を得ている。
前走は1000メートル通過が59秒1のスローペースだった。上位3頭が4コーナーで2~4番手にいたことから、展開が向かなかっただけ。7番手から差し込んで0秒2差なら、悲観する内容ではない。3歳時の昨年は桜花賞の出走権を逃すなど、クラシックでこそ結果を出せなかったが、オークスの前哨戦・忘れな草賞で快勝。本番では10着ながら2番人気の高い評価を受けた。兄マルカシェンクは5歳になった今年に復調気配を見せ始め、先週の関屋記念で05年10月(デイリー杯2歳S)以来の重賞制覇を達成。ザレマにも、まだまだ伸びしろはあるはずだ。
今年は京都牝馬S(2着)、福島牝馬S(3着)、東京の京王杯SC(7着)、阪神のマーメイドS(6着)、そして前走の新潟日報賞と、すべて異なる競馬場を渡り歩いてきた。それでも大崩れしていない。強い体力と精神力の証しだ。クイーンSに挑む札幌は今年6場目。忘れな草賞から1年4カ月も遠ざかっている勝利を狙う。「お兄ちゃんのマルカシェンクも勝ったし…。大型馬(前走534キロ)なので小回りコースへの対応が不安だけど、開幕週のいい馬場でやれるのはプラス」。竹中助手の声にも力が入った。
最終追い切りは14日の木曜、安藤勝騎手を背に行う予定。初騎乗となる名手は、先週までの函館で初のリーディングを獲得し、絶好調だけに心強い。桜花賞馬レジネッタなどの3歳馬が中心になりそうな今回だが、4歳馬代表として経験の差を見せつけたい。【高橋悟史】
[2008年8月13日8時10分 紙面から]
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