ランベリ2着以内で夏王戴冠/新潟記念
<新潟記念>
混戦のサマー2000シリーズは、6頭に可能性が残されている。最終第5戦の新潟記念(G3、芝2000メートル、31日=新潟)で、ミヤビランベリ(牡5、栗東・加藤敬)が第3代夏の中距離王を狙う。現在ポイント2位。着外でも可能性はあるが、陣営は優勝が確定する2着以内を目指して全力を尽くす。
サマー2000シリーズ4戦を終えて、ミヤビランベリは12点を稼いだ。七夕賞を勝って、小倉記念5着。13点のタスカータソルテに次ぐ好位置につけている。出走すれば1点が加わり上位着順の差でタスカータソルテを上回るが、圏内の他馬に勝たれた場合は5000万円を取り逃してしまう。「何とか2着以内に頑張ってシリーズ優勝してほしい」と奥厩務員は2着死守を願った。据え置きのハンデ55キロは想定内だ。
前走小倉記念は8枠からの発走で、ハナを切るには最初の200メートルで脚を使わなければならなかった。続く400メートルは11秒2-11秒2のハイラップ。3角過ぎではダイシングロウのマクリを食らった。普通は戦意を喪失して不思議ない場面だが、厳しい流れの中で抜かれてからも粘りに粘って掲示板に載った。「不振が続いた時はレースで苦しがっていたし、ゲート入りも嫌がっていた。最近はそういうことがなくなってきたね」。馬体の充実が精神面のゆとりを生み、持てる素質を生かせるようになった。テイエムオペラオーやコウエイトライ、メイショウサムソンに代表されるオペラハウス産駒は、1度軌道に乗ると勝ち星を量産する傾向にある。
「中間のカイ食いは今回の方がいい。レース後10キロ近く減った体がだいぶ戻った」と奥厩務員。初代の夏王者スウィフトカレントも2代目ユメノシルシも新潟記念出走組だった。すんなり主導権を取った時、ボーナスのチャンスは大いに膨らむ。【岡山俊明】
[2008年8月26日7時54分 紙面から]
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