3連勝中ガルダン万全/キーンランドC
<キーンランドC:追い切り>
サマースプリントシリーズ第4戦、キーンランドC(G3、芝1200メートル、31日=札幌)の木曜追い切りが28日、札幌競馬場ほかで行われた。3連勝中の上がり馬ビービーガルダン(牡4、栗東・領家)は函館ダート単走で仕上げ、万全をアピール。札幌1200メートルの前走でレコード勝ちとスピードは引けを取らず、重賞初制覇を果たして秋のスプリント路線に殴り込みをかける。
手綱から伝わるビービーガルダンの手応えに松田助手は自信をみなぎらせた。「抑え切れないくらい。皆さんも期待していると思うけど、それに応えるだけのパフォーマンスができるはず。今までのガルダンとは違うところを見せたい」。函館ダートコース単走で5ハロン70秒0、ラスト12秒0。手綱は終始がっちりと抑えられたままだったが、筋骨隆々の好馬体ははち切れんばかり。力強いフットワークで見る者を圧倒した。動きを見届けた領家師は「前回の追い切りではフラフラしていたが、今回はしっかり走っていた。気合が乗っているし、張りも前回とは違う」と満足げだ。
4月の1000万特別から3連勝中。綱渡りの場面もあったが、それが今のガルダンの強さをよりはっきりと浮き彫りにした。2連勝となったTVh杯は函館スプリントSを見据えての仕上げ。オープン入りを決めた前走の札幌日刊スポーツ杯は、その函館スプリントSと福島の条件戦を除外された後のレースだった。松田助手が「体をつくるだけだった」と振り返る、完調にはほど遠い出来でありながら、結果はレコード勝ち。陣営が自信を深めるのもうなずける。
それまでは自我の強さが出世を妨げていた。けいこでわがままぶりを発揮したが、時間をかけて教え込まれたことで精神的に成長。陣営は500キロを超える巨体に毎日レーザーを当てながらケアし、その苦労が実を結んでガルダンはあん上に忠実になった。松田助手は「スタッフがカイバを研究したり、ケアをしっかりして頑張ってくれた。馬は若さが抜けて、大人になった」と目を細める。
北海道で【4 2 1 1】、うち札幌で【2 1 0 1】。この高い洋芝適性も、初重賞制覇の期待を抱かせる。「馬場は合う。勝てばG1が見えてくるし、ゆくゆくはこういう馬場を探していろいろ挑戦させたい」(松田助手)。初タイトルの先に大いなる未来が開ける。【松末守司】
[2008年8月29日8時35分 紙面から]
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