経験不足カジノ最下位/BCクラシック
<ブリーダーズCクラシック>◇25日(日本時間26日)=米サンタアニタパーク◇G1◇AW2000メートル◇3歳上◇出走12頭
【ロサンゼルス=鈴木良一】世界の頂上決戦に挑んだカジノドライヴ(牡3、藤沢和)は、12頭立ての最下位に惨敗した。好スタートを決めてハナを切ったが、4コーナー手前で早々と失速。最後は流れ込むようにゴールを通過した。優勝は天才デットーリ騎手のレイヴンズパス(牡3、英国)。ダート最強馬カーリン(牡4、米国)は4着に敗れた。
カジノドライヴの挑戦は最下位に終わった。V・エスピノーザ騎手(36)は、テレビ画面に映ったレースリプレーを見つめ、「並ばれたら反応がなかった」と肩を落とす。一方で、藤沢和雄師(57)の表情はサバサバしていた。「完敗。雰囲気が良く、内心ちょっと期待していたけど…」。
好発から先頭に立った。それが最大の誤算だった。「押し出されたというか、想像していなかった展開」。外からプレッシャーをかけられ、4ハロン通過47秒6のハイペース。3角で手綱が動き、4角で馬群にのみ込まれた。「ひと息で走っていたのだろう。得意パターンじゃないと力を出し切れない」。想定外の展開に対応するには、経験が足りなかった。
藤沢和師は臨戦過程も敗因に挙げる。100%に仕上げてもどうか、という強敵が相手。「結果的に使い出しが遅くなり、押せ押せになった」と、夏場の調整の遅れから渡米がずれ込んだことを悔やんだ。
「来ますよ、また」(藤沢和師)。チャレンジは終わらない。1年後のリベンジへ向け、敗戦を冷静に受け止めて糧にする。11月1日に帰国の途につき、年内は休養。来春のドバイ遠征は白紙となりそうで、自己条件から出直して再びこの地を目指す。「来なきゃ勝てない。来れば負ける。でも仕方ない。そういう仕事だから」。カジノドライヴの戦いは続く。
[2008年10月27日20時50分 紙面から]
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