56キロのメイルに期待/AR共和国杯
<岡山俊明のこの一手:アルゼンチン共和国杯>
アルゼンチン共和国杯はハンデ差がものを言う。岡山俊明「この一手」は、56キロ、ジャガーメイルに期待した。実績では58キロ、アルナスラインだが、東京2400メートルで3連勝中の勢いと、父ジャングルポケット譲りのコース適性を買う。前走でマークした上がり33秒2の脚は重賞級。強敵相手でも勝ち負けできる。
目黒記念とアルゼンチン共和国杯は施行時期が違うだけでコースも距離も同じなのに、重ハンデ馬の成績は対照的だ。58キロ以上が目黒記念【3 1 0 7】に対して【0 1 0 8】(過去10年)。明確な理由付けがなく単なる偏りと考えるならアルナスラインは買えるのだが、それ以上にジャガーメイルに魅力を感じる。
東京2400メートルで1000万→1600万→1600万を3連勝。トニービン→ジャングルポケットと続く府中巧者の血を確実に受け継いでいる。特に58キロを課されてスクリーンヒーローをゴール寸前で差した前走が圧巻だった。死力を尽くしたゴール前は、四肢をダイナミックに回転させ体を大きく使っている。着差は鼻でも余力十分。脚色の差は歴然としていた。ラスト3ハロンは33秒2! 東京芝2400メートル以上で33秒2より速い上がりを使って勝った馬は、他に1頭だけ。ダービーで33秒0を繰り出したウオッカしかいない。
前走後は疲労を取るため1週間楽をさせ、先週、今週と石橋脩騎手が乗って追い切った。1週前は息遣いを心配していたジョッキーも、直前の動きから好感触を得た様子。まだトモがしっかりしていないためテンに置かれる弱点はあるが、可能性にかけたい。
通常1600万とオープンの格差を重量に換算すると3キロとされる。したがって前走58キロで勝ったジャガーメイルは55キロが妥当なのだが、1キロ上積みはハンデキャッパーの思惑か。それだけ能力が評価された証拠と読む。馬単(14)=(10)、(14)=(7)、(14)(2)、(14)(3)、(14)(4)、(14)(15)、(14)(16)。
[2008年11月9日8時39分 紙面から]
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