転入アマリリス差し切る/ファンタジーS
<ファンタジーS>◇9日=京都◇G3◇◇芝1400メートル◇2歳牝◇出走14頭
道営からの転入馬・イナズマアマリリス(栗東・松元)がブービー人気をはねのけた。直線は内外から迫る人気馬との追い比べを制し、重賞初制覇を飾った。
初体験の軽い芝でアマリリスがはじけた。中央での2戦(1勝2着1回)は力のいる洋芝。だが池添騎手は「返し馬の感じで、軽い芝でも対応できる」と、手応えを感じていた。3、4頭が横並びの中、最後は34秒5の切れ味。スローの瞬発力勝負を制した。「内がふさがったので外に切り替えたが、それでもハミを取ってくれた。競り合う形になってもいい勝負根性をしている」と絶賛した。
先月道営から松元厩舎に転入したばかり。1週前には僚馬アルナスラインとの併せ馬で先着。非凡なスピードを証明した。この中間は坂路でひたすら馬体を絞り、レース当日は14キロ減の434キロ。身軽な体でスピードに磨きをかけた。
父スエヒロコマンダーは松元師の管理馬として、99年の小倉記念、鳴尾記念を制した。産駒の重賞勝ちは今回が初めて。格別の勝利となった同師は「すごいメンバーの中での結果だから先々が楽しみになった」と将来へ胸を躍らせる。
次走予定の阪神JF(G1、芝1600メートル、12月14日=阪神)は、父の母スエヒロジョウオー(当時は阪神3歳牝馬S)が9番人気で勝った。根性娘アマリリスも、祖母に続く快走を見せてくれるはずだ。【山本幸史】
[2008年11月10日8時54分 紙面から]
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