アマポーラがルメールで一発/エ女王杯
<高橋悟史の3連単儲け話:エリザベス女王杯>
3歳馬を侮るな。高橋悟史「3連単儲け話」はリトルアマポーラに期待した。牝馬3冠戦は5、7、6着に敗れたが、体調面や展開など敗因は明らか。時計差はいずれも0秒5以内。乗り方ひとつで何とかなる。新コンビを組むルメール騎手は正攻法の競馬を示唆しており、これまでとは違ったレースで女王の座を勝ち取る。
低レベルと揶揄(やゆ)される3歳馬。確かに重賞ごとに勝ち馬がコロコロと変わる現状では仕方なしか。だが、力を出し切れていない馬もいる。リトルアマポーラの一発に期待する。桜花賞は出遅れて5着、オークスは硬さが目立ち7着、秋華賞は外を回って6着。勝ち馬からはそれぞれ0秒2、0秒5、0秒3とわずかな差だけだ。
もともとスタートは悪かったが、3戦目の京成杯では好位からの競馬ができた。牡馬を相手にして見せ場十分の走り。馬群でモマれてもひるまなかった。なのに、ここ3戦はスタートで後手を踏み、モマれた経験を生かすまでもいかなかった。秋華賞は調整遅れでぶっつけになってしまったが、10キロ増の馬体は張りがあり見栄えがした。状態面は万全だ。
1回使って確実に良くなってきた。ルメールが騎乗した今週の動きもきびきびとした走りで絶好。新コンビのあん上が「中団くらいにいきたい。長くいい脚を使えるタイプ。スタミナもありそうだ」と手応えをつかんだ。枠も味方した。スタートで遅れるだけに、ゲートの中にいる時間が短い偶数の外枠が欲しかった。8枠16番は絶好だろう。距離はぎりぎりでも直線の長い外回りに替わるのは大きなプラスだ。
先週来日したルメールはここまであまり見せ場がない。しかし土曜はきっちりと穴をあけてあん上の感触も上向いてきた。天皇賞(秋)はタスカータソルテに騎乗して最下位に敗れたが、ウオッカを視界に捕らえながらリズムよく追走。勝ちに行った結果、最後は脚が残っていなかった。いかなる時も勝ちに行くのがルメール。長浜師からは7戦すべてのDVDを手渡された。すべて見直せばポイントは把握できる。
雨が降って重馬場になっても2戦目の500万クラスで克服済み。過去7戦中4戦で最速の上がりを繰り出している。古馬相手にもその決め手は通用する。牝馬3冠すべてどころか、ここ5戦すべて本命にしてきた。伸びてはいるが、勝ち馬からは遠い場所で見せた末脚。素質ならここに入っても見劣りしない。牝馬3冠のうっぷんを晴らすレースを期待したい。
[2008年11月16日8時50分 紙面から]
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