ブロッケン逆転Vへ51秒9/JCダート
<JCダート:追い切り>
サクセスブロッケン(牡3、栗東・藤原英)がリベンジに向け力強い追い切りを披露した。重い坂路をものともせず好タイムをたたき出し、前走JBCクラシックで初めて土をつけられたヴァーミリアン逆転のため“攻めの調教”を行った。
相手が強ければ強いほど燃える。逆転を狙う3歳王者サクセスブロッケンがこん身の最終リハを行った。松田騎手(レースは横山典騎手)がまたがって坂路を真っすぐに、力強く駆け上がる。最後は他厩舎の馬と併せ馬の形となったが、あん上のステッキに応、闘志むき出しで“併入”を果たした。4ハロン51秒9-13秒2と、重い坂路をものともせず好タイムをたたき出した。
「最後まで攻めたかったので、今日はある程度の時計を出してくれ、という指示。最近の坂路は馬場も重いが、あの時計だったし、状態はすごくいいと思うよ」。思惑通りの“攻めの調教”に、藤原英師は納得の表情を見せた。
前走JBCクラシックはゲートでトモを滑らせ後手を踏み、掛かり気味にハナを奪っていった。そのロスも響いて直線でヴァーミリアンにかわされたが、再び差し返して半馬身差の2着。同師は今回も挑戦者の立場を強調し、全力で逆転を狙うことを宣言した。
「前走は古馬の強さをあらためて感じたし、今回は斤量差も2キロから1キロになる。ただ、ここが目標だったし、体も成長もしている。100%の能力を出して、差を縮められるように、負かせるように気合を込めて、つくっていきたい」
成長途上の3歳馬だけに上積みは王者ヴァーミリアン以上といえる。前走時の馬体重はプラス7キロだったが「この中間はもっと増えている。調教を積みながらのもので、まったく気にしていない」と藤原英師。さらに、ダートではぶっちぎり続きだったブロッケンにとって「初めての接戦の競馬だったが、いい走りをしてくれたからね」と、厳しい展開で見せた勝負根性に手応えもつかんだ。「あとは横山(典騎手)がどう乗ってくれるかやな」。あん上への期待のコメントは万全の仕上げをした自信がうかがえた。【吉富康雄】
[2008年12月4日7時57分 紙面から]
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