キングスが先行策で押し切る/有馬記念
<高橋悟史の3連単儲け話:有馬記念>
08年中央競馬もいよいよフィナーレを迎える。28日は有馬記念をはじめ中山、阪神、中京の全特別11競走がJRAプレミアムの対象で、通常の払戻金に売り上げの5%相当額が上乗せされる。「儲け話」の高橋悟史はアサクサキングスの先行抜け出しに期待。3連単はダイワスカーレットとの軸2頭マルチでボーナスをゲットする。
出来の良さでアサクサキングスの一発に期待する。前走のジャパンCは不完全燃焼の8着敗退。てっきり勝ったスクリーンヒーローの位置(5、6番手)でレースをするのかと思ったが道中は中団。今回再び手綱を取る四位騎手は「乗り味がよくて、いかにも切れる脚を使えるような雰囲気がある」と話す。ルメールマジックが裏目に出た格好だ。だがレースに行けば切れるタイプではなく、やはり早めの競馬で押し切るほうが合う。春は3、3、5着。秋は8、8着と歯がゆいレースが続くが大一番で期待が持てる出来にある。
状態面は何も心配がない。もともとこの秋は2戦の予定だったが、前走のダメージがないため有馬記念へ出走を決意した。先週は四位が騎乗して、今週は寺島助手が騎乗してDウッドコースでびっしりと追い切られた。直線では重心を下げてグングン伸びた。力強い動きが何よりも好調を物語る。四位は「攻め馬は動く馬。先週、追い切りに乗った時に追い切りで初めてムチを入れた。位置取りは楽じゃないが、コントロールしやすい馬。この馬の競馬をしたい」と話す。
天皇賞(秋)が終わった時は1日おいてから栗東へ帰厩。東京競馬場で馬が少なくなりさびしがった。その点、前走は当日に帰厩。前走以上に順調に調整できた。7枠12番もこの馬に関しては絶好枠だ。デビュー2戦目は8枠8番で勝ち、きさらぎ賞は7枠7番で勝利。ダービーでは8枠16番で2着。2着だった神戸新聞杯が7枠13番で菊花賞は5枠10番。好成績は外枠の時が多い。他馬の出方を内に見つつ、ジワリと好位に行ける枠は好材料だ。
乗り込まれているが精神面は大丈夫。肉体面でもようやく完成の域だ。ジャパンCの前は、コースの外の角馬場で乗り込んだ。トモの踏み込みを深くして推進力を増すトレーニングを繰り返した。鍛錬に肉体面が耐えられるようになった。上がりがかかる中山コースは合う。最後の我慢比べになってしのぎ切れる状態とみる。大阪杯では59キロを背負いながら3着に好走している。
大久保龍師も「早めのこの馬の競馬ができれば。秋2回は使って出来はいい」。状態、戦術、陣営の仕上げと戦術は明確でブレがない。昨年の菊花賞馬の復活Vを見たい。
[2008年12月28日8時6分 紙面から]
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