急成長ブラーボ重賞初Vへ万全/中山金杯
<日刊スポーツ賞中山金杯:追い切り>
昨夏から急成長してきたオペラブラーボ(牡5、久保田)が、09年最初の重賞・日刊スポーツ賞中山金杯(G3、芝2000メートル、4日)制覇へ順調な仕上がりを見せつけた。大みそかの12月31日は、坂路での併せ馬は、ゴール前で軽く仕掛けて併入。800メートル50秒7、しまい12秒5と上々の時計をマークした。昨年7月に1000万クラスを勝ってから、一気にオープンへ駆け上った上がり馬が、初の重賞勝ちへ、万全の状態だ。
末脚が鋭い。オペラブラーボはゴール前で追われると、すぐに反応した。先を行くハッピービーチ(古馬1600万)に、すぐに追いつくとそのまま同時にゴールした。しまいの脚を確実に繰り出すための追い切りだ。「これぐらいで十分な時計。いい状態をキープしているし、中2週だが特に問題なく来ているね」。久保田師は動きと状態の良さについて、満足そうに話した。
昨年夏に降級してから急成長した。1000万からわずか1戦で1600万に最昇級し、次のレースでオープン入りした。オープン後のアイルランドTも完勝。成長の要因を久保田師は2つ挙げた。ひとつは馬体だ。「小柄な馬なので、以前は馬体が減ったりしていた。それが、体のつくりがしっかりして、安定してきた」と言う。言葉通り、昨年7月までは430キロから436キロまで馬体の変動があったが、9月以降436キロをキープしている。
もうひとつの成長点はレース運びだ。「前は勝負どころでモタつくようなところがあったが、今はしまいはしっかり切れている」。この日の追い切りと同様に、3連勝時はすべてのレースで末脚を発揮している。最速の上がり時計はアイルランドTの33秒1。前走の中日新聞杯は4着に終わったが、それでもしまいは33秒8。しっかりと伸びていた。
その前走が重賞初挑戦。「ゴチャついたのが一番の敗因」と久保田師の言う通り、前が詰まって外に出すのに苦労したのが、災いした。その敗戦から2週後。09年のスタートは、初重賞制覇をかけて走る。「スムーズに行ければ、チャンスはあると思っている」と期待を口にした。56キロと走り慣れたハンデも有利。昨夏の上がり馬が、今年最初の重賞で一気に素質を開花させる。【三上広隆】
[2009年1月1日8時49分 紙面から]
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