内田が武超えへゲイトで初笑い/中山金杯
<日刊スポーツ賞中山金杯>
今年の関東はウチパクが引っ張る。中央移籍1年目で123勝を挙げ、関東首位に輝いた内田博幸騎手(38)が、09年は全国リーディングを狙う。日刊スポーツ賞中山金杯(G3、芝2000メートル、4日=中山)のシャドウゲイト(牡7、加藤征)など、開幕週から有力馬が多数スタンバイ。開幕ダッシュへ気合が入る。
移籍初年度の08年、内田はいきなり関東リーディングの座に就いた。JRA勝ち星は123。エイシンデピュティの宝塚記念、オウケンブルースリの菊花賞と2つのG1を含み、中身も充実していた。南関東で長くトップを張った腕には最初から多くの関係者が期待を寄せた。その期待にひとつひとつ応えたことが数字につながった。「充実した1年だった。南関でトップに立って、移籍してきて恥ずかしい姿は見せられないから。今年は年明けから参戦できるのも楽しみ」と胸を張る。
今年は騎手になってもっともゆっくりできた元旦だったかもしれない。大みそかにも元日にも競馬開催のある地方競馬所属時代は、正月は単なる年の変わり目でしかなかった。「今年は正月を迎えたって気がしますね。今までは暦が変わって、勝ち星がまた0からに戻るだけの日だった」と笑う。元旦には近くの神社に初詣でに行った。
つかの間の休息でリフレッシュした内田が照準を合わせるのは、もちろん全国リーディングだ。「そんなに簡単じゃないのは分かっている。でも、そうなるつもりで中央に来た。武豊騎手は世界のトップジョッキーの技術があるし、判断力も素晴らしい。なかなかまねできない騎乗をする。それだけ大きな壁。もし抜けたら大変なことですよ」。決して大風呂敷は広げない。だが、中央競馬界に君臨する天才超えのときを虎視眈々(たんたん)と狙っているのは伝わってくる。
中山金杯では、一昨年の勝ち馬シャドウゲイトに騎乗。「乗ったことはないけど、リズムよく先行させたい。今年初めでファンの注目も高いし頑張りたい」と気合は十分。中央のトップ取りへスタートダッシュを決める。【高木一成】
[2009年1月3日8時39分 紙面から]
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