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川田フジ連覇、G1へ弾み/中山金杯

最後の直線で抜け出たアドマイヤフジ(左から2頭目)が中山金杯を制した
最後の直線で抜け出たアドマイヤフジ(左から2頭目)が中山金杯を制した

<日刊スポーツ賞中山金杯>◇4日=中山◇G3◇芝2000メートル◇4歳上◇出走16頭

 09年の幕開けも川田だ。昨年の覇者で4番人気のアドマイヤフジ(牡7、栗東・橋田)が、史上2頭目の連覇を達成した。直線で早めに先頭に立つと、ヤマニンキングリーの追撃を首差退けた。今年が年男の川田将雅騎手(23)は先週の有馬記念でアドマイヤモナークを2着に導き、3連単98万馬券を演出したばかり。今年も「川田&アドマイヤ」から目が離せない。

 昨年のVTRを見ているようだった。先頭でゴールに飛び込んだのは、川田&アドマイヤフジ。連覇達成の瞬間だ。「スムーズな競馬を心がけよう」。気分を害すると競馬にならない同馬を、スタートしてすぐ包まれない2番手に付けた。外から来たシャドウゲイトを外に張りながら内に閉じこめられるのを避け、逃げるミヤビランベリの左後方に馬を置いたのも、すべてはスムーズに運ぶため。直線ではこん身の左ムチで愛馬を鼓舞した。「ズブさを見せて苦しい追走だったけど、追いだしてからはしっかり伸びていた」と、川田はパートナーの頑張りをたたえた。

 川田とアドマイヤのコンビといえば、昨年末の有馬記念で最低人気のアドマイヤモナークを2着に導いたばかり。フジも昨年の覇者でありながら、トップハンデの58キロが嫌われたのか4番人気に甘んじた。が、終わってみれば1分58秒5のレコードタイ。しかも連覇は96、97年のベストタイアップ以来、史上2頭目の快挙だった。横綱朝青龍が見守る中、フジは2番手からの横綱相撲で相手をねじ伏せた。「58キロを背負っていたが力のある馬なので、これくらいは走れる」と愛馬の強さに胸を張った。川田は5日の京都金杯ではアドマイヤスバルに騎乗。あん上も、アドマイヤ勢も東西金杯制覇の「初夢」が見えてきた。

 昨年も中山金杯で白星発進を決め、同馬悲願のG1Vへ好スタートを切った。だが、挑んだG1・4戦では思うような結果を出せなかった。「この馬で大きなところに出たが、勝たせてあげられなかった。今年は勝たせられるようにしたい」。明けて7歳となったフジにG1の勲章を与えることを誓った。

 橋田師は「G1では少し足りないところがあったが、このクラスでは上手に走るね」と笑顔を見せた。昨年はJCダートにも挑戦したが「やっぱりダートはだめだね。今後は2000メートル以下の方がいいだろう」と話し、今年は芝の中距離路線を進んでいく意向を明かした。今春は宝塚記念を目標にしないことから、マイルあたりも視野に入る。昨年の皐月賞でG1の美酒を味わった川田。今年こそフジとともにG1の頂点を狙う。【山本幸史】

 [2009年1月5日8時36分 紙面から]


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