ウオッカ2センチ差の戴冠/JRA賞
<JRA賞>
JRAは6日、「2008年度JRA賞受賞馬選考委員会」を行い、ウオッカ(牝5、栗東・角居)を年度代表馬に選出した。天皇賞(秋)の2センチ差勝利、香港馬を破った安田記念が高く評価され、総票数300票中180票を獲得。2位のダイワスカーレット(79票)に大差をつけた。なお特別賞候補に挙がったスカーレットは、委員総数の4分の3以上の推薦が得られず受賞に至らなかった。
名牝ウオッカがまたひとつ勲章を得た。圧勝した安田記念、2センチ差の激闘を制した天皇賞(秋)の2勝が高い評価を受け、年度代表馬の座についた。有馬記念を制したダイワスカーレット、NHKマイルC、ダービーを制したディープスカイとの間で票が割れることも予想されたが、ふたをあけてみれば圧勝だった。
角居師は「受賞を大変光栄に思います。たった2センチ差でしたが、素晴らしいレースができたことをうれしく思います」と一報を受けて笑顔を見せた。武豊騎手も「とても素晴らしい、年度代表馬にふさわしい馬だと思います。そういう馬に騎乗できることを光栄に思います」と語った。
最優秀4歳以上牝馬部門ではダイワスカーレット104票に対し、ウオッカは196票。一騎打ちとなったが、90票以上の差がついた。ウオッカの08年は初戦の京都記念で6着に敗退したが、ドバイデューティフリーで4着と好走。追い込み一手から、好位差しの競馬で新しい面を見せた。帰国初戦のヴィクトリアマイルは2着惜敗も、安田記念は香港馬アルマダに3馬身半差をつける快勝だった。天皇賞後はジャパンC3着でシーズンを終えたが、年間を通してコンスタントに活躍したことも評価を高めた一因となった。
谷水雄三オーナーは「ありがとうございます。天皇賞をはじめ、数々の思い入れがありますが、牝馬としてこの活躍を大変誇りに思っております」と話した。
今後は3月28日に行われるドバイデューティフリー(G1、芝1777メートル、ナドアルシバ)を目指して調整される。新たな称号を手に、09年のウオッカは本格的に世界へ羽ばたく。
[2009年1月7日8時56分 紙面から]
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