トワイニング闘争心が武器/フェアリーS
<フェアリーS:追い切り>
3歳牝馬の重賞、フェアリーS(G3、芝1600メートル、11日=中山)の追い切りが7日、美浦トレセンで行われた。阪神JF7着のカツヨトワイニング(高橋義)が、ウッドコースで軽快な走りを見せた。400キロそこそこの小柄な牝馬だが、勝負根性を武器に重賞初制覇を狙う。
小さな馬体を弾ませるように、カツヨトワイニングがウッドコースを駆け抜けた。全休日明けで元気がありあまる馬が多い中、スタートから折り合いもスムーズについた。ラスト100メートル付近で軽く肩ムチが入ると、しっぽを振るしぐさを見せたが最後まで集中した走りでゴール。多少余裕を残した内容だが、動きには切れがあり万全の仕上がりとみていい。
6ハロン84秒0、ラスト1ハロン13秒6。動きを見守った高橋義師は「阪神JFのあとはクロッカスS(1月31日東京)も考えたが、牝馬同士のマイル戦のここへ。阪神に輸送して体重がどうなってしまうか心配だったが、402キロと思ったより減らなかったからね」と語る。前走のダメージが少なかったから、中3週で臨める。
阪神JFは13番人気で7着と健闘した。長距離輸送と環境の変化を克服して4キロ減。大きく体重が減らなかったことで、闘争心がなえなかった。トレーナーは「直線でもう少しスムーズならと思ったが、力があれば抜けて来られただろう」とあえて言い訳はしなかった。負けて覚えることもある。強敵相手に厳しい競馬を経験できたことは、今後につながる。
7、8、9月と夏の新潟に3回輸送したことで、競馬を覚えてきた。「デビュー戦は装あん所、パドックとパニックになったが、2戦目からは落ち着いた。学習能力がある馬」と高橋義師。ここまで6戦。豊富な経験が肉体的にも、精神的にも成長させた。
全休日明けに追ったのは追い切りからレースまで中3日あけるため。間隔をとることで馬体も維持できる。闘争心を武器に初重賞制覇へ挑む。【高橋悟史】
[2009年1月8日8時4分 紙面から]
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