ナガラガワがむしゃらに賞金加算/京成杯
<京成杯>
京成杯(G3、芝2000メートル、18日=中山)にフサイチナガラガワ(牡3)を送り込む岩戸孝樹師(42)が13日、賞金加算に強い意欲を見せた。未勝利を勝ち上がったばかりだが、秘めたセンスは重賞級。新馬→重賞を連勝しながらダービーに出走できなかったフサイチアソートの無念を糧に、今年は攻めまくる。
同じ失敗は繰り返さない。フサイチナガラガワの岩戸師が、賞金加算に並々ならぬ意欲を見せている。「去年のフサイチアソートではえらい目にあったからね。最低でも賞金を加算したい」。新馬→東スポ杯2歳Sを連勝。エリート街道に乗ったかと思われたアソートだが、休養を挟んで臨んだ弥生賞、皐月賞で惨敗。最終的には賞金が足りず、ダービーの舞台に立てなかった。初めてクラシックを狙える馬と巡り合った岩戸師にとっても、苦い思い出となった。
だからこそ、今年はがむしゃらに攻める。「競馬を教え込むよりも、勝ち負けだね」。未勝利を勝ち上がったばかりのナガラガワも、勝ちっぷりの良さから迷わず重賞への格上挑戦を決めた。素質的にも上のレベルを目指せると確信している逸材だ。来るべき大舞台へ向けて、足踏みをしている余裕はない。
アソートは気難しい面があり、仕上げと結果が結びつかない面があった。ナガラガワは素直な性格の持ち主。「こちらがいい動きだと思ったら、それがそのままレースへ直結する」。前走後も順調に攻めを積んできた今回も、トレーナーは手応えを感じている。
中山の芝1800メートルを使った初戦(6着)は1角までの距離が短く、流れに乗れなかった。道中も内で詰まるシーンがあり、スムーズさを欠いた。2番手からの押し切りで初勝利を挙げた前走が本来の姿。センスの良さが持ち味だ。「ゲットフルマークス(京王杯2歳S勝ち)は三振かホームランの5番ライトというイメージだけど、こちらは3番センターじゃないかな。とにかく運動能力が高い」。重賞タイトルを手にすれば不動の4番へと昇格だ。岩戸師の表情からは、自信ありと読み取れた。【鈴木良一】
[2009年1月14日8時22分 紙面から]
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