ウェイヴ府中&吉田豊で勝つ/エプソムC
<エプソムC>
4週間の騎乗停止期間が明け吉田豊騎手(34)が今週復帰する。エプソムC(G3、芝1800メートル、14日=東京)で騎乗するトウショウウェイヴ(牡4、大久保洋)は東京8戦オール連対の「府中の鬼」。秋は天皇賞を狙う逸材を、重賞初制覇に導く。
トウショウウェイヴのあん上に心強い相棒が帰ってくる。5月10日のNHKマイルCの斜行で4週間の騎乗停止を受けた吉田豊が、13日に復帰する。「長かったですけど、いつも通り攻め馬にも乗っていたし、競馬もじっくり見られました」。オークスに出走した自厩舎のマイティースルーの前日調教にも騎乗するなど陰から愛馬たちをサポートしてきた。
03年に福島での落馬負傷とフランス遠征で2カ月半離れて以来、およそ6年ぶりの長期離脱。「レース勘は鈍らないですけど、体がガタガタになるんじゃないですかね。(競馬に)乗っていないと月曜日にすごく調子がいいから」と、冗談っぽく笑いながら戦列復帰を喜んだ。
馬は上り調子だ。前走時は一過性ではあるがトモを痛め、坂路ではなくトラックコースでの調教を余儀なくされたが、今回は普段通り坂路3本を消化。「前走はスタートが遅くて道中もついていけず、この馬らしくなかった。前走よりも間違いなく状態は上向き」と手応えを感じている。
安田記念を制したウオッカは東京マイルG1で3勝2着1回のオール連対中だが、それに匹敵する「府中の鬼」だ。東京は8戦して4勝2着4回。長い直線の左回りは最高の舞台。「本当は好位で競馬をしたいが、そこまでまだ器用じゃない。でも東京の方が行きっぷりがなぜかいい。馬なりでついていけるし3~4角で上がっていく時もスッといける」と走りの変化を口にする。大久保洋師が「秋は大きいところがあるから」と天皇賞(秋)を意識する逸材。鬼に金棒を得たトウショウウェイヴが、重賞初制覇のチャンスをつかみ取る。【山本幸史】
[2009年6月10日8時3分 紙面から]
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