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スカイ凱旋門へウオッカ超える/宝塚記念

<宝塚記念:1週前追い切り>

 宝塚記念(G1、芝2200メートル、28日=阪神)の1週前追い切りが17日、東西両トレセンで行われた。栗東では安田記念2着の雪辱を期すディープスカイ(牡4、栗東・昆)が、四位洋文騎手(36)を背に、坂路で53秒0-12秒3。パワフルな動きで順調な仕上がりをアピールした。一方、ウオッカは角馬場調整。安田記念の疲労も回復し、これからピッチを上げていく。

 ディープスカイにとって宝塚記念の勝利は、ただのG1勝利とは、また違う重みを持つ。凱旋門賞挑戦へ向けての夢と、女傑ウオッカ越えという現実が目の前にある。

 四位騎手が騎乗し、ゆったり坂路へ。ラスト400メートル手前のカーブを曲がったところで、手前を替えるとスピードに乗った。ラスト1ハロンでハミをかけ直す。さらに加速。最後は強めに追われて4ハロン53秒0でフィニッシュ。ハロンごとのラップタイムは14秒6、13秒5、12秒6、12秒3。ゴールに向かって速くなる理想的なラップを刻んだ。四位は「前走の疲れはない。間隔が詰まっているので最初の2ハロンは軽い感じで走らせた。時計うんぬんよりも感触を確かめたかった」と順調な調整ぶりに笑顔を見せた。

 安田記念は、返し馬で掛かるそぶりを見せた。これは1年ぶりとなるマイル戦を考慮し、四位騎手が意図的に気合をつけたものだ。「テンに置かれちゃうとダメだから」と、あえて行く気にさせた。だが今回は2200メートル。「乗り役の心理的に楽」(四位)とレースはしやすくなる。

 前走については、ウオッカの元主戦として「複雑だよね」と振り返った。ディープスカイの健闘を評価したい気持ちと、ウオッカに負けた悔しさが同居する。昆貢師(51)は「安田記念はウオッカのステージだった」と話す。マイルならウオッカは無敵。だからこそ宝塚記念で再戦し、負かしたいというのが陣営の総意だ。ここを勝たないことには、凱旋門賞の夢も消えることになる。トレーナーは「調教コースとか、荒れ馬場、道悪すべての条件を問わない馬。次回のドバイワールドCは、芝でやれるんだし。夢を持って仕事をしたい。それが向上心につながる」と目標を高く設定する。夢のステージへ向けての大一番。高い、高い壁がそびえるが、もちろん乗り越える自信はある。【高橋悟史】

 [2009年6月18日9時47分 紙面から]


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