夏男デストラメンテ重賞初Vへ/七夕賞
<七夕賞>
夏の福島オーラス重賞は七夕賞(G3、芝2000メートル、12日)。芦毛の夏馬デストラメンテ(牡5、清水美)が一発を狙う。5月31日のむらさき賞を14番人気で制すと、すかさず目標をここへ。じっくりと間隔をあけての参戦になる。準オープンを勝った後だけに重量も54キロ。重賞初勝利が見えてきた。
デストラメンテが気温の上昇とともに調子を上げてきた。全5勝中4勝が7~9月に集中。残る1勝は今年の5月31日。夏日にはならなかったが、その週は晴天が続き30度近くまで上昇した日もあった。そして2着3回は6~8月に1回ずつ。特に盛夏の7、8月には5戦して3勝、2着2回と凡走していない。
汗をかくことで新陳代謝が活発になり、体調が上向く。1週前の1日は坂路で51秒1-11秒9の好時計をマーク。清水美波師(65)は「過去の実績からも暑い時期は走る馬。それに合わせて人間の方もローテを組むからね。冬場は休ませて夏場を使うようにしているので成績も上がるのかも。1週前もしっかり動いていたし、前走より良くなっている」と好感触だ。
むらさき賞の内容も秀逸だった。不良馬場をものともせず、好位の内で脚をため、直線はロードアリエスと併せる形。ゴール前は逃げたシルポートを加えた3頭の接戦を制した。水分をたっぷりと含んだ馬場も問題にせず、勝負根性も見せた。内が荒れてきた最終週の馬場もデストラメンテにとってはプラスになる。
重賞は07年のセントライト記念(12着)以来2度目の挑戦だが、当時とは馬が違う。トレーナーは「当時より身が入ってきた。好位で走れる脚質だし福島も大丈夫。展開に左右されないのが強み」と話す。条件がそろった一戦で、タイトルへの願いが届きそうだ。【高橋悟史】
[2009年7月7日8時13分 紙面から]
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