大穴男大野トップガンで初重賞だ/七夕賞
<七夕賞>
デビュー5年目、隠れた穴男・大野拓弥騎手(22)が12日の七夕賞(G3、芝2000メートル)で、イケトップガン(牡5、石毛)とともに重賞初制覇を目指す。全5勝中3勝を挙げているように相性は抜群。デビューした05年から毎年単勝万馬券をたたき出すミラクル男が、愛馬の鋭い末脚をさく裂させる。
イケトップガンの初勝利は、福島の500万下。未勝利を勝てず〝飛び級〟での一戦。さらに雨で重馬場という悪条件だったが、2回目の騎乗の大野は3角マクリという大胆な戦法で結果を出した。「最初は追い込んで届かず。飽きっぽいというか、やめちゃうような面がある。普通の馬みたいな感じで追っていると力を出せなくて」。当時を思い出して苦笑するが、レース経験を積みながら癖をつかみ、全5勝中3勝に貢献した。「たぶん1頭の馬で3勝もしたのは初めて。乗せ続けてくれることもうれしい」。同馬のことは誰よりも知っている、という自負がある。
大野は「単勝万馬券男」としてファンの間では有名だ。まずはデビュー年の6月。未勝利戦で単勝11番人気のイブキペガサス(単勝1万710円)を勝利に導くと、そこから5年連続で延べ7回(うち1回は1位入線馬の降着による繰り上がり)も単勝万馬券の伏兵を勝たせた。重賞でも穴男ぶりを発揮する。06年新潟2歳Sではマイネルーチェ(11番人気)で2着。昨年暮れの愛知杯でもチェレブリタ(14番人気)で連対した。ともに2ケタ人気を腕で持ってきた。
イケトップガンは福島で【2 1 1 1】。「一瞬の脚を生かすタイプで小回りが合う。時計がかかった方がいいし、今は差しもだいぶ決まっている。前走後は(8日の)追い切りで初めてまたがるが、気性的に鉄砲は問題なさそう。だいぶ体もしっかりしてきたし、ハンデも軽い。チャンスはある」。穴男が本領発揮でタイトルをたぐり寄せる。【和田美保】
[2009年7月8日8時25分 紙面から]
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