ジャガー勝ってJC狙い/AR共和国杯
<アルゼンチン共和国杯:追い切り>
今度こそ悲願のタイトル奪取だ! アルゼンチン共和国杯(G2、芝2500メートル、8日=東京)で重賞初制覇を目指すジャガーメイル(牡5、堀)が万全の態勢を整えた。5日はポリトラックで2歳新馬と併せ馬。本番へ余力を残しながらも、ラスト1ハロンは12秒6。名手スミヨンとの新コンビ、連対率10割の東京コースで、もう取りこぼしは許されない。
普段通りポリトラックに姿を見せたジャガーメイルは、ピサノドラクロワ(新馬)の2馬身前方を走りだした。軽快なフットワークで4角を回り、内を追走するパートナーを待つ。ラスト1ハロンで2頭の馬体がぴったり合うが、菅沼助手の手は動かない。最後まで馬なりのまま、余力十分に併入した。4ハロン54秒3、しまい12秒6。「予定通り。身のこなしも柔らかくなっている。久々の影響か、前走はグンと来なかったが、今回はいい反応があった。それを確認できれば大丈夫」と納得の表情で振り返った。
格下相手に突き放すのは簡単。だが、あえて併入にしたのは、本番での爆発力を引き出すため。はじける手応えを感じながら、我慢させる。かわしたいのにかわせない。このフラストレーションが、実戦での力となる。末脚全開はレースに行ってから。そんなメッセージがこもっていた。1週前の10月29日には、ポリトラックで6ハロンから時計を出し、馬体はできている。あとは気持ちを高めるだけ。この日の併走で心身ともピークに達した。
さらに、今回はフランスの名手スミヨンとの新コンビ。先週のスワンSでは僚馬キンシャサノキセキを勝利へ導いた。あれほど難しい馬を完ぺきに乗りこなした手腕は、敵にとって脅威でも、味方にはこれ以上ない戦力となる。「あとはジョッキーに任せる。ずるいところがあるが、しっかりと追ってくれるので問題ない」と信頼を寄せる。
東京は5戦3勝、2着2回と相性抜群。「息もばっちり。上積みはある」と菅沼助手。勝てば11月29日東京のジャパンC(G1、芝2400メートル)、負ければ12月13日の香港ヴァーズ(G1、芝2400メートル)へ向かう。「ぜひ勝ってJCに行きたい」。初重賞が飛躍への第1歩となる。【松本岳志】
[2009年11月6日8時59分 紙面から]
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