ベストの仕上がり坂路52秒2/日経新春杯
<日経新春杯:追い切り>
休養明けも問題ない。京都メーン、日経新春杯(G2、芝2400メートル、17日)に向けて、ベストメンバー(牡4、栗東・宮本)が坂路52秒2の好追い切りを披露した。昨春の京都新聞杯優勝後に骨折。以来8カ月ぶりの一戦となるが、抜群の動きと時計で万全の状態をアピール。管理する宮本博師(46)は自信の仕上げで送り出す。
8カ月ぶりを気にする必要はまったくない。そう思わせるに十分な最終リハーサルだった。四位騎手を背にしたベストメンバーは、坂路を力強く、それでいて速く、駆け抜けた。4ハロン52秒2-12秒4。いっぱいではなく、やや強く仕掛けられただけであっさり好時計をマークした。
「無理せず流す感じだったけど、最後までしっかりしていた。休ませたことでトモの緩さが解消したね」。最終確認を終えたあん上も好感触。骨折明けでも動ける態勢は整った。
管理する宮本師ももちろん力の入る一戦だ。「うちの厩舎は、長期休養明けの馬が走っているんだよ」と笑顔を見せる。実際に、昨年の厩舎勝利をひも解いて見ると、マイネルアンサーが約8カ月ぶりで1000万を勝利。マイネルクラリティも約7カ月ぶりで1000万を勝利している。
「ベストメンバーに関しても、休養中は何度も(放牧先の)大山ヒルズに足を運んで調教過程を把握してきた。ここは“たたき台”ではなく、賞金を加算したいと思っている」と師。放牧先のスタッフとも綿密に打ち合わせを重ね、状態をつかみ、11月末の帰厩後は約2カ月、みっちりと調整を積んだ。これまで積み重ねてきたノウハウを実証する自信の仕上げだ。
もう1つ、師の自信を深めたのは、先週勝利した10歳馬ニシノコンサフォス。休養明け初戦ではなかったものの、高齢になってから1年半の休養を乗り越え、休み明け3走目でつかんだ勝利だった。「10歳馬でね…。うれしかったよ」。活気づく厩舎に、これから看板を背負うエース・ベストメンバーが復活の朗報を届ける。【伊嶋健一郎】
[2010年1月15日8時45分 紙面から]
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