シャンティ照準定めた52秒7/共同通信杯
<共同通信杯:追い切り>
3歳クラシック登竜門の共同通信杯(G3、芝1800メートル、7日=東京)に、松田国英厩舎(栗東)の刺客ダノンシャンティ(牡)が照準を定めてきた。3日、坂路での追い切りで好調をアピール。昨年クラシック不参戦に終わったダービー2勝トレーナーの逆襲が怖い。
ダノンシャンティの追い切りを見届けた松田国英師(59)は納得の表情を見せた。「攻めの調教ができている。前走は気持ちの面をつくる併せ馬だった。それでも勝てるかと思ったが3着。向正面で掛かったし甘かったということ」と敗因を特定した上で手応えをつかんだ。デビュー2戦目の前走ラジオNIKKEI杯は、ヴィクトワールピサから首+1馬身差。「走る馬はソエが出やすいもの。それが怖かったが大丈夫ととらえている」とイメージ通りの良化具合に笑顔を見せた。
坂路での追い切りは、ビーチランデブー(3歳500万)を追い掛ける形でスタート。手応えは劣っていたが、最後はいっぱいに追われるとしぶとく伸びた。4ハロン52秒7、ラスト1ハロン12秒5で1馬身差。動き、時計ともに及第点が与えられる。前日の火曜には坂路2本のキャンター。日曜には坂路の後、Cウッドで追い切っている。初タイトルへ向けてハードな調教メニューを消化してきた。「ダービーから逆算してここへ。初めての輸送や環境の変化を経験させたい。この時期に東京競馬場で走ることで得るものは大きい」と5月30日の大一番につながる重要な一戦と位置付ける。
04年以降、松田国厩舎は春のクラシックシーズンで牡馬か牝馬の最低でもどちらかは、路線に乗せてきた。だが昨年はゼロ。意外なことに2歳もしくは3歳限定重賞の勝利は、ダイワスカーレットで制した07年秋華賞までさかのぼらなければならない。共同通信杯は06年フサイチリシャールで2着、07年フサイチホウオーで勝っている。相性のいいレースをステップに逆襲を期す。【高橋悟史】
[2010年2月4日8時29分 紙面から]
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