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アレスがソリタリー倒す!/ヒヤシンスS

<ヒヤシンスS>

 今週も東京ダートが熱い! 14日東京9RヒヤシンスS(3歳オープン、ダート1600メートル)も見逃せない。ともに2戦無敗の関東馬トーセンアレス(牡、鈴木康)とソリタリーキング(牡、栗東・石坂)が激突する。実はこの一戦、トーセンの鈴木康弘師(65)が、ソリタリーの参戦を聞いて急きょ、ローテーションを変更。決戦を挑むことを決めた。東のベテラン調教師の意地が実り、連勝を伸ばすか。

 勝負師のプライドが、黙っていなかった。鈴木康師の管理馬トーセンアレスはダートで2連勝したが、決して芝がダメというわけではない。デビュー戦前に調教の手綱を取った横山典騎手からは「芝でも動ける」との手応えを得ていた。確勝を期して新馬、500万に出走、思惑通りに2勝を挙げた時点で、皐月賞やダービーへの可能性を試す意味で共同通信杯への出走へと心は動いた。しかし耳に入ってきたのが関西馬ソリタリーキングの動向。ダート9冠馬ヴァーミリアンの半弟で新馬戦から前評判通りの内容でやはり無傷ダート2連勝中の強豪が、ヒヤシンスS出走予定と伝わってきた。

 鈴木康師は「関西にもダートですごく強い馬がいて、それが東京を使うと聞いたんだ。ウチの馬だって負けなしの2勝だからね。よーし、それなら手合わせしてみようと思ってね。共同通信杯当日にオーナーサイドと最終的に協議したんだけど快諾してくれた。でも『先生も本当に負けず嫌いですね』って言われちゃったよ」と、熱っぽく語った。

 血統でもソリタリーに引けは取らない。父は04年フェブラリーSなどダートG1・6勝のアドマイヤドン。昨年12月中山の新馬戦(ダート1800メートル)を、2着馬に2馬身半離す一方的な内容で快勝。続く500万の条件戦(ダート1800メートル)も後続に3馬身差のワンサイドゲーム。新馬戦の力のいる馬場とは一転して、脚抜きのいいダートコンディションだったが全く危なげのない走りで快勝した。父譲りの豪脚ばかりか、レース運びでも間違いなく一級品。

 ダート戦線の出世レースともいえるこの一戦。一昨年のヒヤシンスSを制し昨年のフェブラリーS(G1)も勝ったサクセスブロッケンに続けるか。

 あん上は先週まで4週連続重賞勝利と快進撃が続く横山騎手。ライバルの手綱はリーディング争いを7勝差の2位で追ってくる武豊。人の闘いでも目が離せない。【村田庸三】

 [2010年2月12日8時34分 紙面から]


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