ヴィクト仰天末脚V皐月へ名乗り/弥生賞
<弥生賞>◇7日=中山◇G2◇芝2000メートル◇3歳◇出走13頭(皐月賞トライアル=3着まで優先出走権)
ウオッカ引退の後は、おれが引き継ぐ! 1番人気に支持されたヴィクトワールピサ(牡3、栗東・角居)が、目の覚めるような末脚で2着エイシンアポロンを差し切り4連勝。クラシック制覇へ大きく近づいた。2着にはアポロンが粘り、3着には最内を強襲したダイワファルコンが入った。
後続が続々とポジションを上げた4角でも、ヴィクトワールピサはラチ沿いを馬なりで走っていた。「内か、外か」。武豊は前を行くエイシンアポロンが抜け出した後のスペースだけを探る。ダイワバーバリアンとの間を突くと、ゴール前ではたった1発の左ムチを入れただけ。馬場の悪い中山で、目の覚める末脚を使って抜け出した。「強かった? そうですね。差はわずかだったけど、内容は良かった」。簡単な言葉に底知れない強さが表現されていた。
ラジオNIKKEI杯2歳S以来、はじめてまたがる愛馬に、武豊は今年初戦の課題として初めて馬群の中に入れた。「(G1は)今日よりも頭数が出てくるし、いろんなことに対応しないと」。終始内ラチ沿いでじっと我慢させたのがそれだ。前走では控える競馬を教えるなど常に課題を与えてきた。ヴィクトワールは、本番と同じ舞台で初めて経験する道悪をクリアするおまけつきで、名手の思いに応えた。
14戦して7勝という「弥生賞男」は、レースの勝率を5割に乗せた。これまで勝ったパートナーはディープインパクト、スペシャルウィークなどそうそうたる顔ぶれ。「本番男と呼ばれるように頑張る」と報道陣を笑わせつつ「過去にクラシックホースを出しているが、これで堂々と行けるようになった」と皐月賞への手応えを口にした。この日の単勝1・7倍は、かつて武豊とコンビを組んで弥生賞に優勝した馬の中ではディープ、アドマイヤムーンに次ぐ支持。厩舎の看板、日本競馬の至宝ウオッカ引退が発表されたこの日、ヴィクトワールがそのバトンをしっかりと受け継いだ。
さあ皐月賞。新馬戦で苦杯をなめ、その後2歳王者となったローズキングダムとの再戦も待つ。「初めて乗った時からクラシックを意識していた馬。本番も期待したい」。武豊が与える次なる課題。それはクラシックの勝利になる。【山本幸史】
[2010年3月8日8時28分 紙面から]
関連ニュース
PR
- 調教師引退…ダノンなど164頭が転厩 [28日18:18]
- 始動ディソールいい感じ/チューリップ賞 [28日17:56]
- バリアシオンG1権利取りだ/弥生賞 [28日17:40]
- ヴィクト世界制覇へひとまくり/中山記念
[28日08:43] - キャプテン粘って皐月ワンツー/中山記念 [28日07:44]
- 長島大介まくり連勝 Vへ先行勝負/競輪 [28日08:12]
- 飯田辰哉3番手から一気に差し切る/競輪
[28日08:11] - レーサーだって女の子!?
[28日07:37]
- 調教師引退…ダノンなど164頭が転厩 [28日18:18]
- 始動ディソールいい感じ/チューリップ賞 [28日17:56]
- ケイティー好勝負期待/チューリップ賞 [28日17:55]
- メデタシ瞬発力が武器/チューリップ賞 [28日17:55]
- バリアシオンG1権利取りだ/弥生賞 [28日17:40]
- 爆発力あるマイティ一発狙う/弥生賞 [28日17:26]
- ターゲット無傷の3連勝狙う/弥生賞 [28日17:25]

ソーシャルブックマークへ投稿
ソーシャルブックマークとは