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ラブミー7連勝へ生涯最高/フィリーズR

<フィリーズR:追い切り>

 桜花賞トライアルのフィリーズレビュー(G2、芝1400メートル、14日=阪神)に挑む笠松のラブミーチャン(牝3、柳江)が9日、笠松競馬場で追い切られた。主戦の浜口楠彦騎手(49)が騎乗し、ダート5ハロン64秒2-12秒0の生涯最高時計を計時。異例のハード調教を消化し、無傷V7へマックスの仕上げが施された。

 ラブミーチャンがダートコースに姿を現した。赤いラインが入った黄色のメンコにグラマラスな体がひときわ目を引く。常歩(なみあし)でエンジンを暖めている間に、追い切る馬が何頭も抜いていったが、落ち着き払ったまま。3周目ラスト5ハロンを示す1角からグングン加速すると、5ハロン64秒2-12秒0(強め)を力強く計時した。

 体質の弱さゆえ、中央から笠松に転厩した経緯がある。これまでは15-15や14-14のソフト追いが基本だったが、大一番を意識する浜口に手綱を緩める気配はなかった。「今までで一番いい時計。気分良く走っていたし、反応も良かった。予定より速くなったが問題ない」とハード調教にも涼しい顔で合格点を出した。

 管理する柳江師は「調教後、トモに緩みが出るのはいつものこと。レースまでの日数を1日余分にするため火曜に追い切った。ケアして万全で出したい」と納得の表情。内容をオーナーのDr.コパ氏に報告すると、すかさず携帯電話に「追い切りは◎ですね」と返信が入った。当日いれ込まないよう対策も練られている。「パドックでは私が引く予定。なるべく身近な人間が多くいた方がいい」と明かした。

 2歳馬で年度代表馬受賞は史上初。昨年、中央勢を退けての統一G1勝ちはラブミーチャンだけだった。規格外だからこそ、ジョッキーはデビュー7連勝の期待を託す。「今まで乗った中で1番の馬でしょう。背中や走りがやわい馬。芝がダメとは思ってない。オーナーからはハナに行って勝ってくれと言われている」。

 95年にトライアルを快勝した笠松の先輩ライデンリーダーは本番で涙をのんだ。桜は笠松勢の悲願。まずは3着以内で出走権奪取が求められる。「ワクワクしてます」。緑の晴れ舞台を前に、49歳浜口はゴツい顔を紅潮させた。【中西典章】

 [2010年3月10日8時56分 紙面から]


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