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武ハリアー夏王者へ人馬一丸/札幌記念

エリモハリアーは、ラスト1ハロン11秒8と力強く伸びる
エリモハリアーは、ラスト1ハロン11秒8と力強く伸びる

 函館記念を3連覇したエリモハリアー(セン7、栗東・田所秀)が、札幌記念(G2、芝2000メートル、19日)で重賞連勝をもくろむ。15日の追い切りはダートコースで、しまい11秒台の切れを披露。上々の仕上がりをアピールした。手綱を取る武幸四郎騎手(28)は、現在サマージョッキーズシリーズ11ポイントで3位タイ。人馬ともシリーズ優勝に向けて負けられない一戦だ。

 函館記念を勝った勢いそのままに、エリモハリアーがシャープな伸びを見せた。直線で追われると、前を行くドンルーチェを一瞬でかわした。相手は2歳のため、胸を貸しただけ。同一重賞3連覇を成し遂げた勢いは衰えていない。6ハロン81秒3、ラスト11秒8。先週の木曜日に放牧先から帰厩したばかりだが、仕上がりは万全だ。田所秀師は「動きはスムーズだった。函館記念の追い切りはモサモサした感じで、直前追いで良くなったんだ。その点、今回はこれで十分でしょう。入厩後も仕上がりはいいし暑さにも強いから大丈夫」。武幸騎手は同じ時間、他馬に騎乗しており動きは見ていないが「動きは良かったみたい。前走は4コーナーで行く時の雰囲気がすごかった。休み明け2戦目であれだけ変われるのは珍しい。上がり目もあるだろうし、楽しみ」と意欲を見せる。

 ハリアーは現在「サマー2000シリーズ」でトップタイ。昨年は優勝したスウィフトカレントと同ポイントだったが、上位着順の差で2位に終わった。今年こその気持ちは強い。一方の武幸も、今年から始まったサマージョッキーズシリーズで11ポイントを挙げて3位タイ。20ポイントの角田騎手との差は開いているが、今回はG2だけに1着には12ポイントが与えられる。逆転する絶好の機会だ。「ワールドスーパージョッキーズにはもちろん出たい。どのジョッキーも一緒の気持ちだろうけどね。2歳Sも(ポイントに)加えてくれんかな」。函館開催では函館記念のほかに、函館2歳Sをハートオブクィーンで制した。「札幌でもなんとか勝ちたいね」。

 人馬ともシリーズVへ向けて譲れない一戦になる。「ハリアーは右に行きたがる。前走は道中、ラチ沿いに走らせることができた。直線でも右に行ったが、脚があったからね」。クセはつかんでいる。それを修正しながら勝たせるのが騎手の仕事。夏の王者を目指すコンビが混戦を制す。【高橋悟史】

[2007年8月16日8時33分 紙面から]

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