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シーガル実戦並み7頭併せ/京成杯AH

- マイネルシーガルの追い切りは途中で本番さながらの7頭併せになった
<京成杯AH:追い切り>
今週から秋の中山競馬が開幕。日曜メーンの京成杯AH(G3、芝1600メートル=9日)で、3歳馬のマイネルシーガル(牡、国枝)が初重賞制覇を狙う。実戦さながらの併せ馬で精神力の強さをアピール。5ハロン62秒5の好時計で先着した走りに、手綱を取った後藤浩輝騎手(33)も納得の表情を見せた。3月以来の実戦となるキングストレイル(牡5、藤沢和)も好仕上がり。得意の中山マイルで久々の重賞制覇を狙う。
実戦さながらの直線の攻防が、マイネルシーガルの闘志に火を付けた。内のタカラストーン(新馬)、中のグレートバルサー(古馬1600万)との3頭併せ。直線を向いて外から2頭に襲いかかろうとした瞬間、他陣営の併せ馬と重なった。一時は総勢7頭が横一線に並ぶ形。シーガルはそこから持ったままで抜け出した。「休み明けだったし、競馬みたいな追い切りができて良かったんじゃないかな」と後藤。ゴールでは内に1馬身、中に半馬身の先着。手綱を押さえてのフィニッシュを「時計も速かったし、それ以上やる必要もないからね」と満足そうに振り返る。やや重のコンディションでの62秒5-12秒7は確かに速い。
「折り合いも平気だったし、直線でゴチャついてもおくするところがないのは変わっていない」。主戦は納得の表情だ。前走、道悪のNHKマイルCで初めて苦しい競馬を経験した。その後に放牧休養に入って、今回が始動戦。どう変わっているか気になる面もあったが、この日の動きなら安心だ。「休み明けだと古馬でもテンションが上がることを心配するけど、この馬はその点で気を使う必要がない」。早い時期から馬込みを割る競馬で勝ってきた馬。強靱(きょうじん)な精神力は健在だった。管理する国枝栄師(52)も「もともと、大人っぽい馬だったけど、夏を越してさらに大人びてきた」と目を細める。
この秋はマイル路線に全力投球だ。その手始めとなるこの京成杯AHが古馬との初対戦になるが、53キロの軽量は大きな追い風だ。「皐月賞まではいろいろと試行錯誤をしたけど、やっぱりマイル。思い切りこの路線で勝負して行こうということになった」と後藤。秋のG1ロードをにらむためにも、ここが大きな試金石となる。【鈴木良一】
[2007年9月6日8時53分 紙面から]
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