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ネヴァブション2秒も速い/オールカマー

ネヴァブション(手前)は北Cコースでワイルドコンコルドと併せ追い切られた
ネヴァブション(手前)は北Cコースでワイルドコンコルドと併せ追い切られた

<オールカマー:追い切り>

 骨折明けのネヴァブションが、不安を一掃する走りを見せた。北C(ダート)コースで行われた最終追い切り。5馬身先行する僚馬ワイルドコンコルド(3歳500万)に直線入り口で並びかけると、相手の仕掛けに合わせてスパート。あん上の北村宏騎手は手綱を持ったまま。最後まで余力十分に併入。5ハロン63秒5、ラスト12秒5と、スピード感あふれる走りを披露した。

 「65秒くらいでいいと言ったのに、2秒も速い」。そう口を開いた伊藤正師だが、表情は穏やかだった。この馬もインフルエンザ騒動に巻き込まれた1頭。帰厩したのは移動が再開された9月上旬。1週前追い切りの段階では重苦しさが残っていたという。だが、週末のひと追いで「通常の範囲内に収まった」(同師)と、目に見える変ぼうを遂げた。その確かな手応えが表情にも表れた。

 春の天皇賞(13着)はレース中に右第3中手骨を骨折するアクシデントに見舞われた。完走はしたものの力を出し切れずに終わったが、幸いにも骨折は軽度。「3カ月で大丈夫なくらいだし、その点を考慮して休ませたので患部はもう問題ない」。休み明けは2戦2勝と鉄砲実績もある。

 「まだ伸びしろはあるはず。このクラスでも十分太刀打ちできる」と伊藤正師は口元を引き締めた。天皇賞で見せられなかった末脚は、復活の舞台に取ってある。【山本幸史】

[2007年9月20日8時29分 紙面から]

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