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アディユ馬なり51秒6/スプリンターズS

生野騎手を背に坂路で追い切られたサンアディユ
生野騎手を背に坂路で追い切られたサンアディユ

<スプリンターズS:追い切り>

 ほとんどの馬が調教を終えた午前9時5分。夏のスプリント女王・サンアディユが、坂路を軽快なフットワークで駆け上がった。生野騎手が手綱を持ったまま4ハロン51秒6-13秒2を計測。音無師は「時計は気にしない。馬なりだったでしょ。最後まで追っていないからね」と淡々とした口調の中に好感触をのぞかせていた。

 ただ、期待一辺倒ではない。ダート路線でオープン入りし、芝への転向(アイビスSD)からは日が浅く、経験不足が懸念される。「芝のキャリアは3戦だし、G1となれば相手もグンと強くなるね。枠で流れが左右されるし、もまれた展開で負けた北九州記念のように自分の競馬を確立していないから」と、音無師が気を引き締めるのも当然か。

 ただ、今年は馬インフルエンザ騒動で有力馬の予定が大幅に狂った。その一面からみれば、今夏の芝の短距離で3戦2勝というサンアディユに大きなアドバンテージがあるのは確か。セントウルSに続いて騎乗する川田騎手は「今回は抜けて強い馬がいない。G1で勝ち負けできる馬に乗せてもらえるわけで、僕にとっても最大のチャンス」と気合をあらわにした。

 今回対戦するクーヴェルチュール、アイルラヴァゲインを撃破したアイビスSD。引っ掛かり通しにもかかわらず、2着カノヤザクラに5馬身差をつけて圧勝したセントウルS。関係者を驚かせたサンアディユが、初のG1でも衝撃的なシーンを演出する。【鎌田優】

[2007年9月27日8時38分 紙面から]

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