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ローゼン万全の状態アピール/天皇賞

- ローゼンクロイツ(右)は藤岡佑騎手を背にテンシノゴールドと追い切られた
<天皇賞:追い切り>
雨よ、降るな! ローゼンクロイツ(牡5、栗東・橋口)が25日、最終追い切りで万全の態勢をアピールした。左回りの中京芝2000メートル重賞で2連勝中。持ち前のスピードと末脚を生かすためには良馬場が絶対条件だけに、陣営の願いは切実だ。なお、枠順が同日に発表され、連覇を狙うダイワメジャーは7枠14番に入った。馬券は26日から都内2カ所のウインズで発売される。
ローゼンクロイツの最終追い切りは、Dウッドコースでテンシノゴールド(4歳1000万)との併せ馬で行われた。
まずは4馬身リードする形でゆっくりとスタート。後ろで行きたがったパートナーを先に行かせ、3角手前では1馬身追う形になった。コーナーワークで外を回りながら追いすがり、ゴール前であん上の藤岡佑騎手がグイグイと手綱をしごく。調教駆けする相手に半馬身遅れたが、チップを高々と蹴り上げる力強い脚取りは最後まで失われなかった。時計はラスト12秒5。トータルも6ハロン80秒8でまとめた。藤岡佑は「(ローゼンは)動くタイプではない。脚さばきは良かった。春もこんな感じだったし、体調は良さそう」と、遅れを気に留めていなかった。
仕上がりは万全。あとは馬場状態だけが陣営の懸念材料だ。持ち前のスピードと末脚を駆使し、東京と同じ左回りの中京芝2000メートル重賞を連覇している。2走前の中京記念は、良馬場で1分56秒9のレコード勝ち。やはり良馬場だった前走の金鯱賞でも、1分57秒2の好タイムで昨年の天皇賞(秋)2着馬スウィフトカレントを破った。橋口師は「良馬場でこその馬。だからあれだけの時計が出るんだよ」と語気を強める。藤岡佑も「どうしても、いい天気でやりたい」と、2人の願いは同じだ。
92年の天皇賞(秋)。休み明けで1番人気に推されたトウカイテイオーが、超ハイペースに巻き込まれて7着に沈んだ。優勝は、11番人気の低評価を覆したレッツゴーターキン。ローゼンと同じく橋口厩舎の切れ味タイプで、後方待機から大外を豪快に差し切った。「あれは展開以外の何ものでもない。ホールインワンみたいなもの。でも、打たないとホールインワンは出ない」(橋口師)。
さらに、今回のメンバーにはテイオー同様、メイショウサムソン、アドマイヤムーンといった休み明けの有力馬がいる。15年前と酷似した状況。大波乱の再現を狙う伏兵が、ターフで不気味な存在感を示す。【山本幸史】
[2007年10月26日8時27分 紙面から]
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