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ラルケット無敗女王誕生だ/阪神JF

3連勝を狙うラルケット
3連勝を狙うラルケット

<堀内泰夫のこれだ:阪神11R>

 2戦2勝と底を見せていないラルケットの無敗のG1制覇に期待する。8月新潟の新馬戦は6番人気と低評価ながら、好位3番手追走からゴール前のたたき合いできっちりと前をとらえてデビュー戦を飾った。着差はわずかに鼻で、初戦からセンスのいい走りと勝負強い一面を披露した。手綱を取った小野騎手も「これから先まだまだ良くなる馬ですよ」と称賛する見事な勝利だった。

 続く2戦目のサフラン賞は、初戦とは違って中団に控える競馬。満を持して直線で仕掛けると一瞬、前をカットされる不利があった。キャリアが浅く神経が繊細な2歳牝馬のこと。そのまま失速しても不思議ないケースだったが、態勢を立て直すと坂上からは馬群をこじ開けるようにして末脚を伸ばし、楽々と先行勢を差し切った。

 スピード、切れ味に富み先行して良し、差しても良しの自在型。若駒にしては精神面もしっかりと鍛えられており、いかにも混戦には強そうな印象を受ける。父ファルブラヴは2歳戦で抜群の勝ち上がり率を誇り注目されるが、競走馬時代には02年のJC勝ちで知られている。血統背景からは決して早熟タイプではなく、これから距離が延びてさらに強くなる馬だろう。1400メートルまでしか経験ないが、マイルへの距離延長は間違いなくプラスだ。

 前走後は短期放牧に出して大一番に備えてきた。ポリトラックでの今週の追い切りはスピード感に富んだ迫力ある動きだった。今回も仕上げに手抜かりはなく、破竹の3連勝でG1奪取の快挙が見られそうだ。

[2007年12月1日8時29分 紙面から]

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